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資料8 経済財政諮問会議特別セッション提出資料(佐藤主光氏提出資料) (2 ページ)

公開元URL https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2023/0418/agenda.html
出典情報 経済財政諮問会議(令和5年第4回 4/18)《内閣府》
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其の1:財政規律とはコントロール
• コロナ禍・物価高を契機に補正予算・予備費を含む国の予算が膨張している。非常時において機動的な財
政政策は必要だが、問われるのは予算の規模と配分をコントロール出来ているかどうか?
 財政規律=緊縮財政ではない。財政規律とはマクロ=財政規模とミクロ=予算配分へのコントロールで
ある

• マクロの規律とは経済が非常時から平時に回帰したときに速やかに非常時前の規模(高齢化による社会
保障費の自然増を勘案すれば元のトレンド)に戻す(一度拡げた風呂敷を閉じる)こと
 非常時の政策(例:医療機関・中小企業、国内旅行等への支援、ガソリン・電気料金補助金)に充てる大型
の補正予算・予備費が常態化するならマクロ=規模のコントロールが出来ていないことになる
• ミクロの財政規律とは少子化対策(子育て支援)、国家安全保障、デジタル化・グリーン化など「新たな財政
ニーズ」に応じて既存の事業を見直すなど予算にメリハリをつけること
 新たな財政ニーズを財政の拡大で賄うのではなく、他の事業の見直しの契機にする(Pay as you go)
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