よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


(資料1)医療・介護データ等解析基盤(HIC)の本格運用を見据えたNDBデータの利活用の更なる促進について (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/index_00040.html
出典情報 社会保障審議会 医療保険部会 匿名医療情報等の提供に関する専門委員会(第15回 4/19)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

(参考)医療・介護・感染症対策WG議事録(抜粋)その2
○ 落合専門委員 公益性だけではなくて、セキュリティの部分も利用要件としてかなり厳格な設定がされているのではないかと思います。なぜこういうセキュリティの
要件が設定されているのかですが、そもそもデータ自体が漏えいしてしまう、何のために行っているのかによって、どういう形で合理化をしていくべきかの考え方が
変わってくると思うので、趣旨を伺いたいと思います。データの漏えいを防止することを主に考えられているのか、それとも実際にデータを抽出して、それを利用す
ることによって個人を選別したり、弊害が起きることを防止するためなのか、ほかのことにあるのであれば、それはそれでいいのだと思いますが、それを示していただく
ことが必要だと思います。 いずれにしても、これがどういう趣旨なのかということを踏まえ、セキュリティの部分は、特にクラウド化で使いやすくすることをしっかり行っ
ていくべきと思っております。 その際に対策として何をするべきなのかを考えるに当たって、ここは決定的に重要だと思います。例えば法的な義務であったり、もし
法改正をされるのでしたら、不適正目的での利用であれば、罰則までつけるということすら考えられるかもしれません。何をするべきなのかという前提としては、何
を心配するのかということによると思いますので、そこは相当の公益性とセキュリティを踏まえ、なぜそういう厳しい要件にしてきていたかという2点について、明確
にしていただきたいと思っております。
○ 戸田専門委員 今の新しいシステムの仕様要件として、要求仕様の確定から抽出が終わるまでのターンアラウンドはたしか5日という資料があったかと思うの
ですが、その性能は十分に出ているのでしょうかという確認が一つです。 それから、今、申請側と運用事業者側との間のすり合わせで、ものすごく時間がかかっ
ているということで、これは抽出条件をSQLに落とし込むためのやり取りに時間がかかっているということだと思うのですけれども、これを増員で対応されるというお
話ですが、人手をかけて効果が出るのでしょうかということを疑問に思っています。例えば、申請する側でトライ・アンド・エラーというか、いろんなシミュレーションを
実施できる環境を準備してあげて、抽出条件の精緻化をもっと効率化させる取り組みも必要ではないかと思うのですけれども、いかがでしょうか。
○ 大石専門委員 本件は莫大な手間と時間と労力をかけてつくったのだと思います。国民皆保険制度を持っている日本のデータは、ずり落ちていく日本の国力を上げるかもし
れない。最終的にアウトプットは論文でもいいし、薬でもいいのですけれども、いずれにしても、最大限に活用すべきものだと思います。 その状況から鑑みたときに、海外と恐ろ
しく時間差があることについて、やはり納得ができない。なので、一度、海外はどうやっていて、日本はどうやっていて、その差は何で発生しているのかということを明確に指し示
していただきたいと思います。これが1点です。 二つ目は質問なのですけれども、もしかしたらということなのですが、いわゆるこれはビッグデータなので、普通のデータベースのエ
ンジニアでは多分対応できなくて、要はビッグデータをちゃんと扱えるエンジニアであるとか、もしくはNoSQLみたいに、ビッグデータ専用のデータの持ち方、システムとか、そもそも
やっていることが違うのではないかとかと思います。 あと、先ほど審査会が3か月に一度しかない、かつ審査に数時間かかるという話があったのですけれども、そもそも業務の見
直しも必要なのではないかと思います。ですから、 海外との差分の発生の理由、また、データベースの持ち方等のシステム上の課題、業務フローの課題等を1回見直してい
ただきたい。そういうことにたけた専門家の目をきちんと入れていただいたほうがいいと思います。
○ 林専門委員 NDBの提供の流れのところですが、それぞれ短縮する、または並行してできるものは、並行して行うという形で、効率化していただきたいと考えております。 例
えば事前相談の30日程度というところは、申込みから1週間以内に厚労省から回答する。そして、審査会はオンラインで毎週1回なり、委員が回答を送るという形で、別
にみんなで合議しなくても、持ち回りでもよいと思われますので、そういうことをやって、ここを迅速化していただきたいと思います。 少なくとも改善しても250日というのは、あり得
ないと思います。先ほどどなたかが笑ってしまうとおっしゃっていましたけれども、こんなことを許してはいけないと思っております。
○ 佐藤座長 データは非常に貴重な資源だと思いますので、資源の有効利用という視点はあってしかるべきだという気がしました。厚労省さんには短くしていただいていますし、
努力していただいているのは分かるのですけれども、根本的に考え方を変えないと、もしかしたらこの問題は解決しないのかもしれませんということでしょうか。どうもありがとうござ
6
いました。