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資料2-1 令和5年度インフルエンザワクチン用製造株とその推奨理由 (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/newpage_00058.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 研究開発及び生産・流通部会 季節性インフルエンザワクチンの製造株について検討する小委員会(第8回 4/24)《厚生労働省》
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第8回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会
研 究 開 発 及 び 生 産 ・ 流 通 部 会
季節性インフルエンザワクチンの製造株について検討する小委員会
2023(令和5)年4月 24 日

資料
2-1

2023/24 シーズン向け
季節性インフルエンザワクチン製造候補株の検討について
(国立感染症研究所)
令和 5 年度インフルエンザワクチン用製造株とその推奨理由
新型コロナウイルスの流行への対策の副次的効果と考えられるが、
2020/21 および 2021/22 シーズンの国内のインフルエンザウイルスの流
行は、例年と比べて大変小さいものであった。しかし、2022/23 シーズン
の流行は、新型コロナウイルスの流行以前よりは小さいが、2022 年第 51
週(12 月 19 日~12 月 25 日)に、感染症発生動向調査における定点当た
り患者報告数は、全国的なインフルエンザの流行開始の指標である 1.00
を超えた。2023 年第 6 週に定点当りの患者報告数はピークに達し(定点
当たり報告数は 12.91)、第 7 週~14 週は減少に転じた。世界的には、概
して流行の立ち上がりが早く、2022 年第 50 週にはインフルエンザウイル
ス検出数がピークに達し、2023 年第 4 週まで減少した。その後、第 5 週
~10 週は再び増加したが、第 10~13 週は減少した。型・亜型(A 型)

系統(B 型)別では、世界の流行状況は 2023 年第 5 週時点において A 型
が約 94%を占め、そのうち亜型まで同定された株では A/H3 が約 70%で
あった。B 型は、すべてビクトリア系統であった。山形系統は、弱毒生ワ
クチンに含まれていた山形系統のウイルスの検出であり、自然界で流行し
ているウイルスは確認されなかった。A/H1pdm09、A/H3 および B 型の検
出割合は国・地域によって異なっていた。国内では、約 95%が A/H3 であ
った。国立感染症研究所(感染研)では、WHO ワクチン推奨株選定会議
(2023 年 2 月 20 日~23 日)で議論された流行株の解析成績、令和 4 年
度(2022/23 シーズン)ワクチン接種後のヒト血清抗体と流行株との反応
性およびワクチン製造候補株の製造効率などを総合的に評価して、令和 5
年度(2023/24 シーズン)のインフルエンザワクチン製造候補株として、
以下を推奨することとした。
A/H1N1 亜型
候補株
及び
推奨順
理由

①A/Victoria/4897/2022 (IVR-238)

最近の A/H1N1pdm09 亜型ウイルスは、赤血球凝集素