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参考資料1-1 第147 回社会保障審議会医療保険部会(令和3年12月1日)   各委員の発言要旨(「令和4年度診療報酬改定の基本方針について」関係)(PDF:250KB) (11 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_22453.html
出典情報 社会保障審議会 医療保険部会(第147回 12/1)《厚生労働省》
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汰されずに生き残っていくシステムをつくり、それが地域に根差していくという体制が
できるような少し先を見た体制も必要ではないか。
・ かかりつけ医機能自体がばらばらであり、かかりつけ医を定義することは難しいので、
これを法的に制度化するのは無理である。無理に制度化して、がちがちのものをつくれ
ば結局は患者に迷惑がかかる。一つの機能だけでなく、いろいろな機能が合わさってそ
の方に合わせて対応しているというのが日本の医療の特色であり、むしろその機能を充
実させることが大切。かかりつけ医機能を充実させることが大事であって、制度化する
ことが一番いい方法だという主張は間違いだと思う。


口腔健康管理を行うことで、誤嚥性肺炎等のリスクを軽減することが明らかとなって
きている。コロナ禍での受診控えなどがあり、介護施設等を含む受療困難者の口腔の問
題は依然としてあるので、歯科訪問診療の充実も念頭に置いた改定をお願いしたい。



地域包括ケアシステムの構築について、在宅医療、介護の需要はこれからますます高
まっていく中で、24時間対応の医療や入院や在宅及び施設のサービスとの密接な連携体
制の構築は道半ばである。これまで基本認識や基本的視点に位置づけられてきたことを
踏まえれば、介護サービスとの連携による在宅医療体制の構築も引き続き推進していく
ことが必要ではないかと思う。

(安心・安全で質の高い医療の実現のための医師等の働き方改革等の推進)


医師の働き方について、職場の観点ばかりが取り上げられているが、働く人の生活を
重視し、ワーク・ライフ・バランスの確立や仕事と家庭の両立を考慮していただきたい。
多様な働き方や柔軟な働き方を考える必要がある。

・ 医師の働き方改革について、事務的な処理など医師でなくてもできる仕事が多々ある。
医療事務者をつけていただく制度が始まり、充実しているが、まだまだ十分ではない。
単純な労働時間ではなく、医師が育つのに必要な時間を別に考えていただき、それと同
時に事務的なことを専門職種に任せていくことが大変必要ではないかと思う。


タスク・シェアリング/タスク・シフティングを進めるためには、各病院が採用に苦
労している看護補助者の確保・定着に寄与する措置が必要だと考える。マンパワーの確
保なしにこれは進まないので、診療報酬においてもさらなる対応が必要だと思う。



医師の働き方について、残業時間が年間1800時間くらいまで認められるような在り方
が本当にいいのか。通常の8時間労働プラス若干のアルファくらいで平時やっていける
ような改正があって初めてコロナ禍のような場合に、緊急対応ができるようになるので
はないか。



医師の働き方については、医科歯科連携の推進を進めることでこれを推進できる部分
が多いと考えている。様々な点からの医科歯科連携の視点を御検討いただきたい。

(患者・国民にとって身近であって、安心・安全で質の高い医療の実現)
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