よむ、つかう、まなぶ。
感染症週報 2023年第15週(4月10日-4月16日) (11 ページ)
出典
公開元URL | https://www.niid.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2023.html |
出典情報 | 感染症週報 2023年第15週(4月10日-4月16日)(4/28)《国立感染症研究所》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
Infectious Diseases Weekly Report Japan
2023年 第15週
(4月10日〜 4月16日)
:通巻第25巻 第15号
◆薬剤耐性菌感染症について
(2023年3月、23ページ「グラフ総覧」参照)
薬剤耐性菌感染症〔メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)感染症、ペニシリン耐性肺炎球
菌(PRSP)感染症、薬剤耐性緑膿菌(MDRP)感染症〕 は、2次医療圏毎に1カ所以上定められ
た、病床数300以上の基幹定点医療機関(全国約500カ所)から毎月報告される。2023年3月分
の報告を行った基幹定点医療機関数は474であった。
図1. メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症
1,000
総数
800
男性
女性
600
400
200
0
0
1-4
5-9
10-14
15-19
20-24
25-29
30-34
35-39
40-44
45-49
50-54
55-59
60-64
65-69
70-
PRSP:定点当たり報告数0.13
1〜3月の定点当たり報告数は、10〜12月の
定点当たり報告数と比べて減少した。過去
10年間の同月との比較では2022年、2021年に
次ぎ3番目に少なかった。小児と高齢者からの
報告が多く、5歳未満が全体の25%、65歳以上
が全体の57%を占めていた(図2)。
薬剤耐性菌感染症の男女別・年齢階級
別報告数(2023年3月)
報告数
MRSA:定点当たり報告数2.55
1〜3月の定点当たり報告数は、10〜12月の
定点当たり報告数と比べて増加した。過去
10年間の同月との比較では最も少なかった。高
齢者からの報告が多く、65 歳以上が全体の
76%を占めていた(図1)。
年齢階級(歳)
40
図2. ペニシリン耐性肺炎球菌感染症
総数
報告数
女性
20
10
0
0
1-4
5-9
10-14
15-19
20-24
25-29
30-34
35-39
40-44
45-49
50-54
55-59
60-64
65-69
70-
MDRP:定点当たり報告数0.02
1〜3月の定点当たり報告数は、10〜12月の
定点当たり報告数と比べて増加した。過去
10年間の同月との比較では2019年に次ぎ2番
目に少なかった。高齢者からの報告が多く、
65歳以上が全体の75%を占めていた
(図3)。
男性
30
年齢階級(歳)
図3. 薬剤耐性緑膿菌感染症
8
総数
男性
6
報告数
女性
4
0
0
1-4
5-9
10-14
15-19
20-24
25-29
30-34
35-39
40-44
45-49
50-54
55-59
60-64
65-69
70-
2
年齢階級(歳)
Ministry of Health, Labour and Welfare / National Institute of Infectious Diseases
薬剤耐性菌感染症について
(3月)
11
2023年 第15週
(4月10日〜 4月16日)
:通巻第25巻 第15号
◆薬剤耐性菌感染症について
(2023年3月、23ページ「グラフ総覧」参照)
薬剤耐性菌感染症〔メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)感染症、ペニシリン耐性肺炎球
菌(PRSP)感染症、薬剤耐性緑膿菌(MDRP)感染症〕 は、2次医療圏毎に1カ所以上定められ
た、病床数300以上の基幹定点医療機関(全国約500カ所)から毎月報告される。2023年3月分
の報告を行った基幹定点医療機関数は474であった。
図1. メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症
1,000
総数
800
男性
女性
600
400
200
0
0
1-4
5-9
10-14
15-19
20-24
25-29
30-34
35-39
40-44
45-49
50-54
55-59
60-64
65-69
70-
PRSP:定点当たり報告数0.13
1〜3月の定点当たり報告数は、10〜12月の
定点当たり報告数と比べて減少した。過去
10年間の同月との比較では2022年、2021年に
次ぎ3番目に少なかった。小児と高齢者からの
報告が多く、5歳未満が全体の25%、65歳以上
が全体の57%を占めていた(図2)。
薬剤耐性菌感染症の男女別・年齢階級
別報告数(2023年3月)
報告数
MRSA:定点当たり報告数2.55
1〜3月の定点当たり報告数は、10〜12月の
定点当たり報告数と比べて増加した。過去
10年間の同月との比較では最も少なかった。高
齢者からの報告が多く、65 歳以上が全体の
76%を占めていた(図1)。
年齢階級(歳)
40
図2. ペニシリン耐性肺炎球菌感染症
総数
報告数
女性
20
10
0
0
1-4
5-9
10-14
15-19
20-24
25-29
30-34
35-39
40-44
45-49
50-54
55-59
60-64
65-69
70-
MDRP:定点当たり報告数0.02
1〜3月の定点当たり報告数は、10〜12月の
定点当たり報告数と比べて増加した。過去
10年間の同月との比較では2019年に次ぎ2番
目に少なかった。高齢者からの報告が多く、
65歳以上が全体の75%を占めていた
(図3)。
男性
30
年齢階級(歳)
図3. 薬剤耐性緑膿菌感染症
8
総数
男性
6
報告数
女性
4
0
0
1-4
5-9
10-14
15-19
20-24
25-29
30-34
35-39
40-44
45-49
50-54
55-59
60-64
65-69
70-
2
年齢階級(歳)
Ministry of Health, Labour and Welfare / National Institute of Infectious Diseases
薬剤耐性菌感染症について
(3月)
11