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参考資料 オンライン診療その他の遠隔医療の推進に向けた基本方針(案) (9 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000210433_00041.html
出典情報 社会保障審議会 医療部会(第98回 5/12)《厚生労働省》
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利用実態
オンライン診療の利用実態について、オンライン診療の診療科別の実施件数割合
を見ると、内科が 42%、小児科が 31%、皮膚科が8%である一方、眼科及び外科
はともに 0.4%、リハビリテーション科は 0.3%という状況である5。
オンライン診療に対する患者からの評価については、厚生労働省「令和2年度診
療報酬改定の結果検証に係る特別調査(令和3年度調査)かかりつけ医機能等の外
来医療に係る評価等に関する実施状況調査」6の中で実施された「患者調査(オン
ライン診療に関する意識調査)」において、オンライン診療を受けた患者の 70%以
上が、「診療の時間帯を自分の都合に合わせられた」、「待ち時間が減った」、「リラ
ックスして受診でき、症状などを話しやすかった」という設問に「そう思う」と回
答している。また、対面診療と比べて「十分な診察を受けられない」、「対面診療と
比べて十分なコミュニケーションが取れない」という設問には「そう思わない」と
回答している患者が 80%以上という状況である。

4 現状の課題
(1)医療機関におけるオンライン診療等に関する職員のリテラシーの向上について
オンライン診療等の導入時には、各医療機関において職員に対して導入意義やメ
リットについて講義等を通じて説明した上で、事務マニュアルを整備していくこと
が重要であるが、現状は以下のような課題があると考えられる。
・ 職員教育に用いる教材や研修が整備されていない。
・ 事務マニュアルのひな形等が整備されていない。
(2)オンライン診療等に用いるシステムの導入・運用について
オンライン診療等の実施に当たっては、利用する情報通信機器やシステムを適切
に選択した上で、運用・保守に努めることが重要である。特にオンライン診療等に
用いるシステムとしては、現在、オンライン診療等の遠隔医療に特化したオンライ
ン診療システム及びオンライン診療等の遠隔医療に限らず広く用いられる汎用サー
ビスが存在している。また、その機能、費用についてもシステムごとに異なること
から、以下のような課題があると考えられる。
・ 既存のオンライン診療システムの多くは診療所での利用を想定しており、規
模の大きな病院においては独自のシステムを構築する必要がある場合があ
る。

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令和2年度厚生労働行政推進調査事業費補助金(厚生労働科学特別研究事業)研究「新型コロナウ
イルス感染症の感染拡大を踏まえたオンライン診療の対応やその影響についての研究」(研究代表者
武藤真祐)令和2年7、8月時点データより
https://mhlw-grants.niph.go.jp/system/files/report_pdf/202006058A-sokatsu.pdf
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令和3年 12 月1日中央社会保険医療協議会 診療報酬改定結果検証部会検-2-1https://www.mhl
w.go.jp/content/12404000/000860734.pdf

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