５．最小集計単位の原則について
１．経緯
◆ 介護DBのオープンデータは、「匿名介護情報等の提供に関するガイドライン（以降ガイド
ラインと表記）」に記載されている、公表時の基準に準じている。
◆ 最小集計単位の基準（通常は10未満）に該当する場合は、集計値をハイフン「-」に置き
換えている。
◆ 総数から、秘匿されていない数値を差し引くことで、逆算が可能である場合は、必ず２箇
所以上を秘匿した。また、総数が最小集計単位の基準に該当する場合があり、総数自体を
秘匿した場合には、内数もすべて秘匿していた。これらの処理により、集計値10以上の箇
所が秘匿されている場合があり、集計表全体として、秘匿されるセルが多くなっていた。
◆ 第２回オープンデータの公表に際して、秘匿されるセルを少なくするための考え方につい
て協議する。その上で、第１回オープンデータの集計表を差し替えを行うかどうかを協議
する。
２．対応案
秘匿セルがある場合、行方向、列方向の2か所以上のセルを秘匿する要件を廃止した上で、以
下のいずれかの対策を講じることとする。
（案１）平均値や割合の集計を除く、全ての集計値について、1の位を切り上げ
（案２）平均値や割合の集計を除く、全ての集計値について、四捨五入
（案３）総数のみ、1の位を切り上げ
（案４）秘匿されているセルが、行方向または列方向に1つだけの場合に、当該系列の中の最
大値について、1の位を切り上げ
なお、上記のいずれであっても最小集計単位の基準（通常は10未満）に該当する場合は、集
計値をハイフン「-」に置き換える（ただし、集計値の0は表示する）。

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