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05参考資料1_予防接種基本計画の見直し等について (31 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33580.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会(第54回 6/14)《厚生労働省》
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第37回厚生科学審議会予防接種・ワクチン
分科会 予防接種基本方針部会

■ 造血幹細胞移植後の接種について
背景と現状

○ 造血幹細胞移植後の接種については、平成
28年地方分権改革に係る提案募集等で、定期
接種として扱ってほしいとの提案があり、現
在は予防接種従事者研修会において支援を実
施している自治体の例を周知している。
○ また、平成30年7月に行った調査によると、
免疫を消失された方に対する再接種に対する
何らかの助成事業を行っている自治体は89
(全自治体の5.1%)であった。
○ 造血幹細胞移植により、移植前に受けた予
防接種により免疫を付与された血液細胞は消
失し、ドナー由来の新たな血液細胞が産生さ
れるため、移植後に予防接種を行い、新たな
血液細胞に免疫を付与する必要性は高い。
○ 一方、何らかの要因により免疫が喪失又は
低下する場合としては、造血幹細胞移植後の
ほか、化学療法、臓器移植、免疫抑制薬治療、
疾患そのものによる免疫低下等があり得る。

2020(令和2)年1月27日

資料
3-5

検討

■ 造血幹細胞移植後の接種について、次のよう
な視点を含め、どう考えるか。
◆ 造血幹細胞移植後患者が受けるワクチン接種
への支援の在り方について、どう考えるか。
◆ 現行の予防接種法の趣旨・考え方との関係では、
・ 造血幹細胞移植後の接種は、まん延予防という
より個人の感染予防の観点が強いと考えられる
ことから、まん延予防を目的とする予防接種法
との関係をどう考えるか。また、A類疾病の定
期接種は対象者に努力義務がかかるが、この点
についてどう考えるか。
・ 一度定期接種を受けたが免疫が十分でない場合
の再接種は、予防接種法上想定されておらず、
この点についてどう考えるか。また、造血幹細
胞移植後の患者も含め免疫の獲得状況は様々で
あることから、こういった免疫が不十分な方へ
の接種の在り方についてどう考えるか。
・ 定期接種が感染症に罹患しやすい年齢等を踏ま
えて接種年齢等を定めていることとの関係をど
う考えるか。
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