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参考資料2 (3 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000205617_00042.html |
出典情報 | 先進医療会議(第108回先進医療会議、第129回先進医療技術審査部会 3/3)《厚生労働省》 |
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【学会より提出された報告書「先進医療として実施した粒子線治療と既存の放射線治療との比
較」より抜粋】
問:原発性肝癌(肝細胞癌、肝内胆管癌)において既存の X 線を用いた放射線治療と比較して粒子線治
療は有用か?
・ 小型の肝細胞癌(平均 2.2cm)に対する粒子線治療は、同病態での SBRT と比較して、生存率にお
いて差が見いだせなかった。
・
大型の肝細胞癌(平均 7.2cm)に対する粒子線治療は、同病態での TACE+3DCRT と比較して、生
存率において優越性が示唆された。
・
肝内胆管癌に対する粒子線治療は、X 線治療(3DCRT および SBRT)と比較して、生存率において
優越性が示唆された。
問:胆道癌(肝内を除く)において既存の X 線を用いた放射線治療と比較して粒子線治療は有用か?
・
胆道癌(肝内を除く)に対する粒子線治療は、X 線治療(3DCRT、IMRT および SBRT)と生存率に
おいて差が見いだせなかった。
・
非切除肝門部領域癌に対する粒子線治療は、X 線治療(3DCRT、IMRT および SBRT)と生存率にお
いて差が見いだせなかった。
問:切除不能・局所進行膵癌において既存の X 線を用いた放射線治療と比較して粒子線治療は有用か?
・ 切除不能・局所進行膵癌に対する粒子線治療の成績は、同病態での X 線治療と比較して、有効性
において良好であり、有害事象も少なかった。
問:食道癌に対して粒子線治療は X 線治療と比べて優れているか?
・
食道癌に対する粒子線治療は、X 線治療と比べて生存率の明らかな改善は見いだせなかったが、
心肺毒性を減少させる治療として期待できる。
問:大腸癌術後局所再発において既存の X 線を用いた放射線治療と比較して粒子線治療は有用か?
・
大腸癌術後局所再発に対する粒子線治療は、X 線治療よりも、有効性において優れていると考え
られた。
問:原発性肺・縦隔腫瘍において既存の X 線を用いた放射線治療と比較して粒子線治療は有用か?
・
リンパ節転移のない早期肺癌に対する粒子線治療は、既存の X 線を用いた放射線治療と比較し、
良好な局所制御および生存率を得ることに加え、有害事象の発生を低下させる。
・
局所進行非小細胞肺癌に対する粒子線治療は、X 線を用いた放射線治療と比較して、同等の生存
率を有し、かつ重度放射性肺臓炎の発生を低下させることが可能である。
・
縦隔腫瘍に対する粒子線治療は、長期的な有害事象の発生を低下させることが期待される。
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較」より抜粋】
問:原発性肝癌(肝細胞癌、肝内胆管癌)において既存の X 線を用いた放射線治療と比較して粒子線治
療は有用か?
・ 小型の肝細胞癌(平均 2.2cm)に対する粒子線治療は、同病態での SBRT と比較して、生存率にお
いて差が見いだせなかった。
・
大型の肝細胞癌(平均 7.2cm)に対する粒子線治療は、同病態での TACE+3DCRT と比較して、生
存率において優越性が示唆された。
・
肝内胆管癌に対する粒子線治療は、X 線治療(3DCRT および SBRT)と比較して、生存率において
優越性が示唆された。
問:胆道癌(肝内を除く)において既存の X 線を用いた放射線治療と比較して粒子線治療は有用か?
・
胆道癌(肝内を除く)に対する粒子線治療は、X 線治療(3DCRT、IMRT および SBRT)と生存率に
おいて差が見いだせなかった。
・
非切除肝門部領域癌に対する粒子線治療は、X 線治療(3DCRT、IMRT および SBRT)と生存率にお
いて差が見いだせなかった。
問:切除不能・局所進行膵癌において既存の X 線を用いた放射線治療と比較して粒子線治療は有用か?
・ 切除不能・局所進行膵癌に対する粒子線治療の成績は、同病態での X 線治療と比較して、有効性
において良好であり、有害事象も少なかった。
問:食道癌に対して粒子線治療は X 線治療と比べて優れているか?
・
食道癌に対する粒子線治療は、X 線治療と比べて生存率の明らかな改善は見いだせなかったが、
心肺毒性を減少させる治療として期待できる。
問:大腸癌術後局所再発において既存の X 線を用いた放射線治療と比較して粒子線治療は有用か?
・
大腸癌術後局所再発に対する粒子線治療は、X 線治療よりも、有効性において優れていると考え
られた。
問:原発性肺・縦隔腫瘍において既存の X 線を用いた放射線治療と比較して粒子線治療は有用か?
・
リンパ節転移のない早期肺癌に対する粒子線治療は、既存の X 線を用いた放射線治療と比較し、
良好な局所制御および生存率を得ることに加え、有害事象の発生を低下させる。
・
局所進行非小細胞肺癌に対する粒子線治療は、X 線を用いた放射線治療と比較して、同等の生存
率を有し、かつ重度放射性肺臓炎の発生を低下させることが可能である。
・
縦隔腫瘍に対する粒子線治療は、長期的な有害事象の発生を低下させることが期待される。
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