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5 研究開発・国際社会への貢献等 (3 ページ)

公開元URL https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2023/zenbun/05pdf_index.html
出典情報 令和5年版高齢社会白書(6/20)《内閣府》
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の開発・事業化を引き続き推進する。さらに、

用しつつ高齢化社会の課題を解決するための研

介護現場の課題を解決するロボット介護機器の

究者と関与者との協働による社会実験を含む研

開発を支援する。こうした事業を国立研究開発

究開発を推進するほか、高齢者の社会的孤立・

法人日本医療研究開発機構を通じて実施する。

孤独の予防に向けて、高齢男性向けの居場所構
築や都市集合住宅高齢者のリアルとバーチャル



情報通信の活用等に関する研究開発

の融合によるコミュニティ創出、介護等の支援

高齢者等が情報通信の利便を享受できる情報

を受け入れ易くするボランティアシステムの構

バリアフリー環境の整備を図るため、引き続

築等の可能性検証を行う研究開発を引き続き実

き、高齢者等向けの通信・放送サービスの充実

施する。

に向けた、新たな ICT 機器・サービスの研究
開発を行う者に対する助成を行う。



データ等利活用のための環境整備

急速な人口構造の変化等に伴う諸課題に対応


医療・介護・健康分野における ICT 利活

するため、
「デジタル社会の実現に向けた重点

用の推進

計画」
(令和4年6月閣議決定)に基づき、官

医師の偏在対策の有力な解決策と期待される

民データの利活用を推進する。

遠隔医療の普及に向け、8 K 内視鏡システムの

「統計等データの提供等の判断のためのガイ

開発・実証とともに、遠隔手術の実現に必要な

ドライン」に基づき、各府省庁による統計等

通信環境やネットワークの条件等を整理し、

データの提供等が円滑に行われるよう EBPM

「遠隔手術ガイドライン」の精緻化に寄与する。

推進委員会において必要な調整を行うととも

また、日々の活動から得られる PHR データ

に、統計等データの提供等に関するユーザーか

を医療現場での診療に活用することで、医療の

らの要望・提案募集及び受領した要望・提案へ

高度化や診察内容の精緻化を図るため、各種

の対応を引き続き実施する等、ユーザー視点に

PHR サービスから医師が求める PHR データを

立った統計システムの再構築と利活用の促進を

取得するために必要なデータ流通基盤を構築す

図る。

るための研究開発を実施する。
(3)諸外国との知見や課題の共有


高齢社会対策の総合的な推進のための調査
分析

142



日本の知見の国際社会への展開

我が国は、G 7、G20、TICAD、WHO 総会、

高齢社会対策総合調査として、高齢社会対策

WHO 西太平洋地域委員会、国連総会等の国際

の施策分野別にテーマを設定し、高齢者の意識

的な議論の場において、UHC 推進を積極的に

やその変化を把握している。令和5年度も、高

主張してきた。UHCにおける基礎的な保健サー

齢者の意識や実態に関する調査を実施する。

ビスには、母子保健、感染症対策、高齢者の地

また、国立研究開発法人科学技術振興機構が

域包括ケアや介護等、全てのサービスが含まれ

実施する社会技術研究開発事業において、高齢

ている。世界的な人口高齢化が加速する中で、

者の個別化したデータに基づく健康寿命延伸を

新型コロナウイルス感染症を含む高齢者に対す

実現するモデルを構築する等、技術シーズも活

る様々なリスクに対し、高齢者が身体的・精神