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参考資料5_「がん研究10か年戦略」の推進に関する報告書(中間評価) (24 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33877.html |
出典情報 | 今後のがん研究のあり方に関する有識者会議(第12回 6/28)《厚生労働省》 |
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3.
おわりに
戦略では、
「がんの根治」、
「がん患者とその家族のニーズに応じた苦痛の軽減」、
「がんの予防と早期発見」、
「がんとの共生」の4つの観点を重視して、研究を進
めていくこととされている。
「がんの根治」を目指す研究においては、中長期的戦略のもと、産官学が連携
し、基礎研究から応用研究まで一体的に進め、着実に研究成果を産み出し、その
結果開発された治療法等を早期に患者に届ける必要がある。がん研究が進み、新
たに有効な治療が登場する一方で、従来の治療とは異なる副作用や、医療費の増
加等の問題も出てきており、これらの課題の解消も見据えながら研究を進めて
いく必要がある。
「がん患者とその家族のニーズに応じた苦痛の軽減」を目指す研究においては、
新たな支持療法及び緩和治療の開発や、患者ケアを更に普及させるための研究
を進めるとともに、がん患者の精神心理的影響、さらには患者の家族及び遺族の
ニーズについても把握を進め、患者やその家族の苦痛を少しでも軽減していく
必要がある。
「がんの予防と早期発見」を目指す研究においては、がんのリスクを明らかに
し、国民生活に実装できる効果的ながん予防法を開発することで、避けられるが
んを防ぎ、がんの罹患者を減少させていくことが必要がある。また、早期発見を
可能にする検査手法、低侵襲な検査手法、過剰診断を防ぐ方法の開発を進めると
ともに、適切ながん検診のあり方を研究することで、早期発見・早期治療を実現
し、がんの死亡者を更に減少させていくことが必要である。
「がんとの共生」を目指す研究においては、ライフステージ等を踏まえ、患者
のニーズに沿った適切な医療及び支援等の提供を実現する体制整備・人材育成
に係る研究を推進することが必要である。また、患者だけではなく、患者の家族・
遺族への支援につながる研究を進めていく必要がある。
平成 31 年から始まる戦略後半期において、本中間評価で示された今後の方向
性に基づき、上記4つの観点を重視したうえで、
(1)〜(8)の事項に係るが
ん研究が着実に前進し、さらにはその成果が、患者やその家族、医療従事者等に
届くことで、わが国のがん対策全体の一層の充実を図っていくこととしたい。が
24
おわりに
戦略では、
「がんの根治」、
「がん患者とその家族のニーズに応じた苦痛の軽減」、
「がんの予防と早期発見」、
「がんとの共生」の4つの観点を重視して、研究を進
めていくこととされている。
「がんの根治」を目指す研究においては、中長期的戦略のもと、産官学が連携
し、基礎研究から応用研究まで一体的に進め、着実に研究成果を産み出し、その
結果開発された治療法等を早期に患者に届ける必要がある。がん研究が進み、新
たに有効な治療が登場する一方で、従来の治療とは異なる副作用や、医療費の増
加等の問題も出てきており、これらの課題の解消も見据えながら研究を進めて
いく必要がある。
「がん患者とその家族のニーズに応じた苦痛の軽減」を目指す研究においては、
新たな支持療法及び緩和治療の開発や、患者ケアを更に普及させるための研究
を進めるとともに、がん患者の精神心理的影響、さらには患者の家族及び遺族の
ニーズについても把握を進め、患者やその家族の苦痛を少しでも軽減していく
必要がある。
「がんの予防と早期発見」を目指す研究においては、がんのリスクを明らかに
し、国民生活に実装できる効果的ながん予防法を開発することで、避けられるが
んを防ぎ、がんの罹患者を減少させていくことが必要がある。また、早期発見を
可能にする検査手法、低侵襲な検査手法、過剰診断を防ぐ方法の開発を進めると
ともに、適切ながん検診のあり方を研究することで、早期発見・早期治療を実現
し、がんの死亡者を更に減少させていくことが必要である。
「がんとの共生」を目指す研究においては、ライフステージ等を踏まえ、患者
のニーズに沿った適切な医療及び支援等の提供を実現する体制整備・人材育成
に係る研究を推進することが必要である。また、患者だけではなく、患者の家族・
遺族への支援につながる研究を進めていく必要がある。
平成 31 年から始まる戦略後半期において、本中間評価で示された今後の方向
性に基づき、上記4つの観点を重視したうえで、
(1)〜(8)の事項に係るが
ん研究が着実に前進し、さらにはその成果が、患者やその家族、医療従事者等に
届くことで、わが国のがん対策全体の一層の充実を図っていくこととしたい。が
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