[医療安全] オーバーテーブルを支えにした患者の転倒事例が17件報告
- 医療安全情報No.132(11/15)《日本医療機能評価機構》
- 発信元:公益財団法人日本医療機能評価機構 カテゴリ: 医療提供体制
日本医療機能評価機構が11月15日に公表した「医療安全情報No.132」で、オーバーテーブルを支えにした患者の転倒事例が17件報告されている。
オーバーテーブルを支えにした患者の動作は多い順に、ベッドから立ち上がろうとした(6件)、ふらついてバランスを崩した(5件)、ベッドに戻ろうとした(2件)、靴を履こうとした(1件)、カーテンを開けようとした(1件)、身体の向きを変えた後に両手でつかまった(1件)、支えにして歩こうとした(1件)─となっている(集計期間:2014年1月1日~2017年9月30日)(参照)。
日本医療機能評価機構は事例報告を受けて、ベッド周囲のリスク評価を実施するよう呼びかけている。なお、事例が発生した医療機関では現在、(1)患者の安全のためにベッド周囲の環境を整備、(2)体重をかけるとオーバーテーブルが動き、バランスを崩して転倒する可能性があることを患者に具体的に説明-といった取り組みを行っているという(参照)。
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