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(資料5)厚生労働省老健局説明資料 (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33997.html
出典情報 住宅確保要配慮者に対する居住支援機能等のあり方に関する検討会(第1回 7/3)《厚生労働省、国土交通省、法務省》
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岩手県雫石町
~社会福祉法人(養護老人ホーム)が、空き家・貸家を借上げ、住まい支援と生活支援を一体的に実施~

「雫石町低所得高齢者等住まい・生活支援事業」
◆事業の概要
(法人の問題意識)
○養護老人ホームには、地域の社会資源を効果的に利用すれば、必 ずし
も措置入所せずに地域で暮らすことができる方がいる可能性。
○また、入所時の課題が解決され、地域に戻れる入所者もいるが、入所時
に住む場所を失くしているため、地域に戻りたくても戻れない状況。
(事業概要)
○養護老人ホーム「松寿荘」は、空き家・貸家を活用し、対象者に住まいの
支援と生活支援を実施。
※養護老人ホームのノウハウによる自立支援

○対象者
・低所得高齢者、家屋の老朽化等により不安を抱かれている方
・過疎地域で冬期間の生活が困難な方
・養護老人ホーム利用者で地域生活が可能と思われる高齢者
○住まいの支援
法人が借り上げた空き家・貸家を転貸(計4件)
※法人による家賃の一部補助
※家主は、借受人が社会福祉法人であるため安心して貸せる。

○生活支援
1名の専任職員(嘱託)を雇用。法人職員と連携し毎朝夕の安否確認、
通院・買物支援等や地域行事に関する情報提供と参加時の支援。
※地域の民生委員による協力を受けつつ、社会福祉法人が24時間
アップ。

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◆事業の成果
○令和元年10月現在、5世帯6名が町事業を利用(単身4人、親子一組)。
50代障害者も利用。
○高齢者だけでない、制度の狭間に陥った多様なニーズに対応。
○支援内容は、当初は手厚く、信頼関係を築いてから手を放していき、現状
は移動支援と事務的な諸手続等への支援程度。いずれの利用者も、劣悪
な居住環境から住替えて、生活が整い、自立意欲も高まった。
○利用者どうしの交流もはじまっている。

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