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資料2-4 岡参考人提出資料(公益社団法人日本小児科学会 会長)[1.1MB] (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34548.html
出典情報 医道審議会 医師分科会医師臨床研修部会(令和5年度第2回 8/2)《厚生労働省》
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どのような条件にすれば「小児科プログラム」の意義・効果があるか
プログラムの内容を充実させる(自由記載意見から主な意見)
• 地域や病院の特徴に応じた指導医の教育プログラム設置:指導医の教育プログラムを設置することで、均一な臨床研修指導が行え、臨床指導スキルの向上や研修医
への適切なフィードバックの提供も可能となる。プログラムに地域や病院の特徴を反映させることで、当該地域や医療機関の実情に沿った最適な研修が可能となる。
• 研修医のサポート体制の強化:教育プログラムに合わせた適切な研修医カリキュラムや教材の提供、研修医同士または研修医と小児科専攻医との交流やグループ学習
の機会の提供することで、充実した研修が可能となり、また将来像を描くにも有用と思われる。
• 関連する他科(耳鼻科、眼科、小児泌尿器、児童精神、小児外科など)を含めた専用のプログラムを作成できる。
• 1)十分な小児科指導医がいること、2)研修に十分な症例が経験できること、3)独自の小児科専攻医研修プログラムを有していること
• 十分な教育体制があること。研修医が将来自院の小児科での後期研修を希望した際の受け皿
• 通常のプログラムとの差別化と「小児科プログラム」を専攻した者のメリットの可視化
• 小児科は一般小児科から小児科の中でも臓器別分野に細分化されている。周産期(新生児と産科)、小児循環科から成人循環器科、小児内分泌科から内分泌
科など、希望選択に入っている科と関連づけた研修をする。
小児科以外の診療科との連携が重要(自由記載意見から主な意見)
• 小児外科、各専門診療科の小児領域も研修に含め関連領域全体にメリットがある可能性もある。
• 小児科を希望している医師では、初期研修として小児科では学べない外科やマイナー診療科の経験を積みたいという希望が大きい様です。この様なニーズがあることを
把握して、小児科になるために必要なマイナー診療科などの経験が積めるプログラムにすれば選択する医師が増える可能性はあるかともいますが 、現状では、ニーズが低
いプログラムになっていると感じます。
• 小児に関連する他科(小児外科・小児脳外科・小児心臓血管外科・耳鼻科・眼科・麻酔科等)での研修プログラムを組みやすい。
• 小児科以外の科で必修とする科を決めたり、小児科以外の科で研修する必須項目を挙げたりするとよいと思う。
• 将来小児科医に必要な他科の手技・治療などを研修するようにする。小児外科 中耳炎 未熟児の眼底 小児整形 小児脳外科 産科 など
• 小児科専門研修開始後は研修しにくい関連する他科(耳鼻科、眼科、小児泌尿器、児童精神、小児外科など)での研修ができる小児科プログラムにする。
• 研修医の間に小児に関わる他科(例えば耳鼻科とか児童精神科とか)もプログラムに入れるといいかもしれません。
地域医療の経験・指導体制の充実(自由記載意見から主な意見)
• 地域医療において、健診や保健所業務、医療的ケア児の在宅医療などが学べる取り組みが必要
• 自治体の保健所・子ども家庭支援センター、児童相談所などの地域社会資源について学ぶプログラムがあると、精神的・社会的健康の意義について理解が深まる。
• 施設や地域の特性に合わせるとともに、先端的な医療に触れる事が大事だと思います。
• 診療所などの小規模の院所での研修を組み込めると良い(指導医などの点で難しさはあると思われるが)。
• 学生、初期研修医、専攻医、スタッフ(指導医)の屋根瓦式の指導体制を整備する。メンター、相談相手となるスタッフをつける。奨学金を充実させる。小児科プログラ
ムの初期研修医向けの研修プログラム(カリキュラム)を作成する。
• 夜間急患対応など、時間外勤務に対しても柔軟に対応していく必要あり。
• より具体的に小児科研修希望する医師を選別できる取り組みが必要である。初期研修内では、小児救急、麻酔、地域研修を充実させるプログラムが必要である。
• 小児科プログラムで入った人は必ずその施設の小児科に入局するように義務付けること
施設の条件・規模等(自由記載意見から主な意見)
• 小児周産期の診療状況とプログラム内容で設置を判断するのが良いと思います。少なくとも小児科専門研修の基幹施設であること。周産期母子医療センターであること。
• どうして20名以上の研修医所属施設なんでしょうか。もっと柔軟でもいいかも
• 採用研修医15人以上のプログラム。大きめのプログラムを持っている施設には小児プログラムを義務付けるのかよい。
• 小児科医が不足している地域(どのように算出するかは議論が必要)に設置
• 施設の裁量に任せるほうが良いと思います。

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