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介護保険最新情報vol.1164(令和5年7月豪雨に伴う避難所等における心身機能の低下の予防及び認知症高齢者等に対する適切な支援について)[4.0MB] (10 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/index_00010.html
出典情報 令和5年7月豪雨に伴う避難所等における心身機能の低下の予防及び認知症高齢者等に対する適切な支援について(8/1付 事務連絡)《厚生労働省》
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生活不活発病 は 「悪循環」 を起して進行


「活動」・「参加」の重視を −



生活行為の困難で更に「生活が不活発」になり「生活機能低下の悪循環」が起る



生活行為(「活動」)の質・量の向上と、家庭内の役割・社会参加(「参加」)の拡大で
「悪循環」を断つ





「生活が不活発化」 した原因を考え対策を

生活行為(「活動」)の困難で加速


生活不活発病 では 「心身機能」 全体が低下するが、 それによって生活行為(「活動」)が
困難になる。



生活行為が困難になると、家庭内の役割や社会参加(「参加」)の範囲も狭くなり、更に「生活
が不活発」になり、生活不活発病が一層進行する。
(災害による環境の変化も社会参加の阻害条件として加わる。 )



このように生活機能(「心身機能」

「活動」

「参加」)が相互に関係しあって、悪化していく

「生活機能低下の悪循環」 が起る。




高齢者は 生活不活発病 を起こしやすく、また一旦生じると 「悪循環」を作りやすい。

「悪循環」 を断ち切るには、 生活を活発にすること。


生活の活発化とは、生活行為(「活動」)の「質」



「量」の両方を向上させること。



家庭内の役割や社会参加(「参加」)を拡大して、生活を活発にする。それにより「活動」の「質」
と 「量」も向上する。



「生活が不活発化」


した原因の明確化

災害が直接に生活不活発病を起こし、

「災害だから仕方がない」

というものではない。

下に示すように色々な要因による 「生活の不活発さ」 が直接の原因。


なぜ 「生活が不活発」 になったのかを考えて、 生活を活発にさせる手がかりの発見を。
<例>
1. 環境の大変化のために動けない人
− 家の中が散乱したり、周囲の道が危なくて歩けない
− 避難所で通路が確保されておらず歩きにくい
− つかまるものがないので立ち上がりにくい、など
2.することがないので動かない人


自宅での役割(家事・庭いじり、など)がなくなった

− 地域での付き合いや行事がなくなった、など
3.

「動かないように」 と抑制されている人、 している人
− 家族の「危ないから動かないで」


同じく

「まわりの人に迷惑になるから動かないで」



ボランティアの「自分達がやりますから」

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