よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


介護保険最新情報vol.1164(令和5年7月豪雨に伴う避難所等における心身機能の低下の予防及び認知症高齢者等に対する適切な支援について)[4.0MB] (14 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/index_00010.html
出典情報 令和5年7月豪雨に伴う避難所等における心身機能の低下の予防及び認知症高齢者等に対する適切な支援について(8/1付 事務連絡)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

「できるだけ歩きましょう」 でなく具体的な指導を
− 啓発と一般的指導の原則




「できるだけ歩きましょう。 動きましょう」 だけでなく、具体的な指導を2

「日中横

にならないように」との指導


フィットネスの向上を(散歩・スポーツなど)

4 避難所での通路の確保、役割をつくる



一般の人々には次のような思い込みが強い
病気のときは安静第一
年よりは無理してはいけない
災害で打撃を受けているのだから無理はいけない体が不
自由だから無理してはいけない


そのため 「できるだけ歩きましょう。 動きましょう」

と指導しただけでは、 不十分。

逆にやりすぎて、 逆効果になることもある。


一日の中で行う生活行為(「活動」)全般について、 安全に行えて(「質」)、 十分な 「量」 を確保
できるように具体的な指導が必要。



特に歩行についてはどの位歩いているのか、 散歩、 生活の中での歩行も含めて確認し、 適切
な指導を。 歩行が不自由になったらすぐに対応を。



「日中横にならないように」


(10ページ)

との指導が大事。

横になっている人はその理由を確認し指導を。
<例>・することがない

→役割をつくる

・動くと具合が悪くなる→適切な疾患管理を(医師との連携で)
・動くと疲れやすい



→少量頻回の原則(9ページ)で

フィッ トネスとしての散歩やスポーツは、 気分転換も含め生活の活発化に効果的。


避難生活なのに・・・ と遠慮せずに、むしろ積極的に行うようにはげます。



「こんな時期に散歩やスポーツを」

と思われないように、地域啓発も必要。

○ 体操もよいが、それだけでは不十分。



避難所では、


昼間は毛布をたたむ。

(つい横になりたくなるので)



歩きやすいように通路を確保する。



昼間の生活の場所(居間にあたるもの)を確保する。



何らかの役割を見つける。



ボランティアによる必要以上の手助け、 介護をさける。
(ボランティアへの生活不活発病の啓発が必要)

8