よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料4施設等における特定行為研修制度の推進について (18 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34812.html
出典情報 医道審議会 保健師助産師看護師分科会 看護師特定行為・研修部会(第33回 8/23)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

事例
研修受講中の対応


介護保険施設の場合、実習の症例確保で難航することが共通していた。



周囲の理解を得ながら実習に向かうケースでも、カバーする他職員への負担を気にしていた。



受講者が業務調整を行えるか否か、あるいは上長の理解があるかで受講のしやすさが異なってくる。
事例(抜粋)
• 法人として、特定行為研修に関わらず、職員育成のための研修は業務調整含め計画的に受講させている。

A施設
(介護医療院)

• 自施設第 1 号であったこと、7 区分 14 行為と多数の項目で多くの実習を経験する必要があったが、すべ
ての症例を自施設(当時勤務していた病院)で実施できた。診療局の協力は大きかった。

キーワード

• 業務調整
• 症例確保

• 実習は同一法人内の協力病院で実施した。実習先確保のため、各病院の担当者に自ら連絡し調整するの

B施設
(老健)

が大変であった。該当行為が必要なケースがないと実習ができないため、5 つの病院で実習を行った。研
修期間中は日勤での不在日が増えるため、周囲の反応はやや不評だった。
• 主任という立場上、日勤での勤務が必要なことや他の看護師へ任せられない仕事がある等の難しさが

• 症例確保
• 他職員の負担
• 業務調整

あった。
• 実習は同一法人内の協力病院で実施した。実習は症例の発生時に行われるため、突発的に声がかかるこ

C施設
(特養)

とも多い。自身が不在になることで、施設に勤務する看護師には迷惑をかけてしまったと思う。前任の
施設は定員が多く、日勤帯には 7~8 名の看護師がいたため、周囲の協力もあり、なんとか実習に向かう

• 他職員の負担

ことができた。
【出典】令和3年度 老人保健事業推進費等補助金 老人保健健康増進等事業 「介護保険施設における医療専門職の関与のあり方の検討に関する調査研究事業」(みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社)

18