よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


03 資料1ー1 5種混合ワクチンについて (16 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34803.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第20回 8/29)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

5種混合ワクチンに関する論点
現状
【有効性及び安全性について】
• 令和5年3月27日付けで阪大微研の5種混合ワクチンが薬事承認されている。また、KMBについても薬事申請中。
【接種方法等について】
(4種混合ワクチンとHibワクチンの接種に係る現行の規定等)
• 接種の終期:4種混合ワクチンの接種の終期は生後90か月、Hibワクチンの接種の終期は生後60か月である。また、ヘモ
フィルスインフルエンザ菌感染症の発症ピークは1歳未満だが、5歳までは発症が多い状況にある。
• 接種回数:Hibワクチンの接種については、接種開始時期によって接種回数が異なり、4種混合ワクチンの接種回数と異なる
場合がある。
(交互接種)
• 定期接種等においては、一般的に、「原則として同一のワクチンで接種を行うこと」とされているが、運用も踏まえ、他のワ
クチンにおいて交互接種を可能とする規定を設けている。
• 5種混合ワクチンを、4種混合ワクチン等と交互に接種した場合の知見は少ないが、添付文書上の禁忌とはされていない。
【接種にかかる費用について】
• 事務局より、製造販売業者に対して確認を行ったところ、5種混合ワクチン導入後の接種に係る費用(ワクチン費用及び接種
費用)は、現行ワクチンによる4種混合ワクチンとHibワクチンの接種に係る費用の総額より少ないことが見込まれる。

事務局案
• ①現行ワクチンと比較して有効性・安全性が同等であること、②5種混合ワクチンの導入により、接種に係る費用が増加しな
い見込みであることを踏まえ、5種混合ワクチンを定期接種に用いるワクチンとする方向性で、本日のご議論を整理し基本方
針部会等で更に検討を進めることとしてはどうか。
• 5種混合接種方法等については、円滑な運用も念頭に、以下の方向性で整理を進めることとしてはどうか。
・4種混合ワクチンとHibワクチンの終期について、より遅い4種混合ワクチンの終期に揃えることとしつつ、ヘモフィルス
インフルエンザ菌感染症の疫学状況を踏まえ、標準的接種期間は現行の接種と同様とする。
・5種混合ワクチンの開始時期が遅れた場合については、基本的に5混ワクチンにより接種を実施する。
・交互接種については、従来の取り扱いと同様、原則としては同一のワクチンで接種を行うこととしつつ、原則によること
のできない場合についても接種が実施可能なよう、必要な規定を設ける。

16