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サイバー事故に関しシステムベンダーが負う責任:医療DXを推進するために (7 ページ)

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出典情報 サイバー事故に関しシステムベンダーが負う責任:医療DXを推進するために(8/24)《日本医師会総合政策研究機構》
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2.本稿の目的

ソフトウェアや機器等の脆弱性が悪用され、医療機関がサイバー攻撃を受け
た場合、医療機関には以下の損害の発生が想定される。
① 被害が生じたシステム、端末、データベース等の復旧や事業継続に要する費
用等の損害。
② 患者(健診受診者含む)に影響(個人情報漏洩等)が及び、損害賠償責任を負
った場合の損害。

本稿では、特定類型のサイバー事故において、上記①②に関する医療機関と保
守契約の当事者であるシステムベンダーそれぞれの責任分担の適正な在り方を、
明らかにする。

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