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参考資料5_「がん研究10か年戦略」の推進に関する報告書(中間評価)(平成31年4月) (17 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34935.html |
出典情報 | 今後のがん研究のあり方に関する有識者会議(第14回 8/30)《厚生労働省》 |
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● 小児がん・AYA世代のがんの緩和ケアについては、成人や高齢者のがんと
は異なるニーズがあると考えられる。また、在宅緩和ケアを希望する患者もい
るが、対応が標準化されていない。小児がん・AYA世代のがんの緩和ケアの
実態の把握や、緩和ケアの標準化を目指した研究を推進する必要がある。
●
がん患者の社会参画という観点から、がんの治療と仕事の両立が重要であ
り、就労を希望する者が、がんになっても辞めずに働くことができる社会の構
築が必要である。そのためには、患者や、職場等の患者を取り巻く様々なステ
ークホルダーが加わった形で研究を進めるとともに、産業医や人事担当者等
にも研究成果を普及させ、医療機関と適切に連携することが必要であり、職場
も含めた社会全体でがん患者を支援する方策について研究を進めるべきであ
る。
●
がんが患者の精神心理面に与える影響の把握や、患者の精神心理的ケアが
不十分である。がんが患者の精神心理面に与える影響の把握を進めるととも
に、医療従事者だけでなく、患者や、職場等の患者を取り巻く様々なステーク
ホルダーが加わり、ピアサポートをはじめとする学会や患者団体等が行って
いる患者支援に係る取り組みを踏まえた患者の精神心理的ケアの具体策を研
究すべきである。
● がんの発生リスクとなる HTLV-1 等の感染症について、感染者の発症リスク
の予測法や発症予防方法の開発を進めるとともに、どのように患者の精神心
理的ケアを行っていくか研究を進めるべきである。
● がん患者を支える家族やがん患者の遺族にも様々な悩みがあり、がん患者
と同様に社会で支えていく必要がある。がん患者を支える家族やがん患者の
遺族についても、ニーズを把握するとともに、そのニーズに応える支援を充
実させるための研究を推進すべきである。
● 小児・AYA世代のがん患者をはじめ、がんの患者においては、晩期合併症
のため、治療後も長期にわたりフォローアップを必要とする。フォローアップ
に際しては、循環器、腎臓等多くの診療科の関与が必要となることや、患者が
成人になっていくことを踏まえたフォローアップ体制の構築に資する研究を
進めるべきである。また、フォローアップに際しては、患者が自身の病状や治
療内容を理解することが重要となるため、患者の年齢の変化に応じて、どのよ
うな情報を提供すべきか研究を進めるべきである。なお、フォローアップ体制
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は異なるニーズがあると考えられる。また、在宅緩和ケアを希望する患者もい
るが、対応が標準化されていない。小児がん・AYA世代のがんの緩和ケアの
実態の把握や、緩和ケアの標準化を目指した研究を推進する必要がある。
●
がん患者の社会参画という観点から、がんの治療と仕事の両立が重要であ
り、就労を希望する者が、がんになっても辞めずに働くことができる社会の構
築が必要である。そのためには、患者や、職場等の患者を取り巻く様々なステ
ークホルダーが加わった形で研究を進めるとともに、産業医や人事担当者等
にも研究成果を普及させ、医療機関と適切に連携することが必要であり、職場
も含めた社会全体でがん患者を支援する方策について研究を進めるべきであ
る。
●
がんが患者の精神心理面に与える影響の把握や、患者の精神心理的ケアが
不十分である。がんが患者の精神心理面に与える影響の把握を進めるととも
に、医療従事者だけでなく、患者や、職場等の患者を取り巻く様々なステーク
ホルダーが加わり、ピアサポートをはじめとする学会や患者団体等が行って
いる患者支援に係る取り組みを踏まえた患者の精神心理的ケアの具体策を研
究すべきである。
● がんの発生リスクとなる HTLV-1 等の感染症について、感染者の発症リスク
の予測法や発症予防方法の開発を進めるとともに、どのように患者の精神心
理的ケアを行っていくか研究を進めるべきである。
● がん患者を支える家族やがん患者の遺族にも様々な悩みがあり、がん患者
と同様に社会で支えていく必要がある。がん患者を支える家族やがん患者の
遺族についても、ニーズを把握するとともに、そのニーズに応える支援を充
実させるための研究を推進すべきである。
● 小児・AYA世代のがん患者をはじめ、がんの患者においては、晩期合併症
のため、治療後も長期にわたりフォローアップを必要とする。フォローアップ
に際しては、循環器、腎臓等多くの診療科の関与が必要となることや、患者が
成人になっていくことを踏まえたフォローアップ体制の構築に資する研究を
進めるべきである。また、フォローアップに際しては、患者が自身の病状や治
療内容を理解することが重要となるため、患者の年齢の変化に応じて、どのよ
うな情報を提供すべきか研究を進めるべきである。なお、フォローアップ体制
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