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入-22.DPC/PDPS等作業グループからの中間報告について (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00206.html
出典情報 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和5年度第6回 9/6)《厚生労働省》
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<救急医療係数について>


救急医療係数は、緊急入院の対象となる患者の治療では、診断が確定していない等
により、初期治療や鑑別診断等のために通常の予定入院による診療よりも医療資源投
入量が一定程度多くなることを踏まえ、「入院初期の実際の医療資源投入量と診断群
分類点数表に基づく点数の乖離」を評価している。(P47)
○ 救急医療係数については、高度な救急医療の実施や救急車の受け入れ数等を必ずし
も直接的に評価する項目ではないことから、評価の趣旨が明確になるよう、名称の変
更等も含め検討する必要性が指摘された。(P48)
<地域医療係数(体制評価指数)について>
○ 地域医療指数における体制評価指数については、5疾病5事業等における急性期入
院医療への評価という観点から、項目ごとの評価を行っている。(P50~52)
○ 令和5年度機能評価係数Ⅱにおいて、体制評価指数の上限値に達する病院の割合は、
大学病院本院群で 11.0%(9病院)、DPC 特定病院群で 5.0%(9病院)、DPC 標準病
院群で 10.0%(150 病院)であった。(P53)
○ また、体制評価指数の上限値の5割以上を取得する病院の割合は、大学病院本院群
で 100%(82 病院)、DPC 特定病院群で 88.4%(160 病院)、DPC 標準病院群で 56.4%
(845 病院)であった。(P53)
○ 特に大学病院本院群や DPC 特定病院群については、ほとんどの病院で上限値を満た
している項目があり、評価項目や実績評価の手法については、医療機関群ごとにあり
方を検討する必要があると考えられた。(P54,55)


また、急性期医療を取り巻く環境の変化も踏まえ、社会や地域の実情に応じて求め
られている機能の評価という観点から、新たに評価を行うことについて検討を行って
いる。
(P56)

② DPC 対象病院の要件について
○ データ/病床比(※)は、DPC 対象病院が満たすべき要件の1つとされている。
※ データ/病床比=対象期間において DPC 算定病床を退院した患者の全データ数(エラーデータ
等を除く)/DPC 算定病床数



現行の基準(1月あたり 0.875)は、平成 17 年医療施設調査の一般病床の病床利用
率(79.4%)及び特定機能病院入院基本料(一般病棟 10:1)の基準在院日数(28 日)
に基づき設定されており、急性期一般入院基本料の届出を行う医療機関の大半が満た

している。
(P58~60)
○ 一方、データ数に着目すると、急性期一般入院基本料の届出を行う医療機関全体と
比較してもデータ数が少ない DPC 対象病院が存在する。(P61)
○ データ数が少ない DPC 対象病院は、複雑性係数の値が高い傾向にあり、データ数が
1月あたり 90 以下の病院では、診療密度(相対値)が低い傾向にあった。
(P62~66)
○ これらの点については、急性期医療の標準化という DPC 制度の趣旨を踏まえ、DPC
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