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資料1   地域における研修機会の充実に向けた取組について[2.1MB] (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35611.html
出典情報 医道審議会 医師分科会医師臨床研修部会(令和5年度第3回 10/4)《厚生労働省》
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地域での研修機会の充実について

令和4年度第3回医師臨床研修部会
(令和5年3月27日)資料

■現状
○患者が営む日常生活や居住する地域の特性に即した医療を理解し実践するため、へき地・離島の医療機関、許可病床数が200床未満の病
院又は診療所において、地域医療研修を行うこととしており、研修期間は「4週以上(8週以上が望ましい)」としている

【参考】地域医療研修の概況(令和4年修了者アンケート)

●研修医の25.7%は、地域医療研修を、基幹型病院が所在する都道府県以外の都道府県で実施
●地域医療研修を行った医療機関は、診療所が22.3%、200床未満の病院が52.2%、200床以上の病院が18.8%
●診療所で研修を行った研修医の40.1%は、指導医が常勤医師1名のみ
●地域医療研修の内容とそのエフォートは、病棟業務(急性期)13.8%、病棟業務(回復期・慢性期)18.9%、一般外来30.0%、救急外来12.4%、訪問診療
16.6%、介護・老人保健施設3.6%、保健所業務1.0%、その他3.7%

■課題、問題意識
○「地域医療を担う医師の確保を目指す知事の会」は、地域で活躍できる医師の養成に資するよう、卒後臨床研修2年目における地域医療
研修の拡大やその他の必修科目の一部を地域の医療機関で実施する制度の確立により、地域の医療機関で研修する期間を半年程度確保で
きる制度に見直すこと」(令和2年度提言)を提言している
【参考①】医師臨床研修部会(令和4年12月2日)における主な意見
・地域医療については、ある程度の期間の確保は重要と思うが、長くしすぎると、指導体制が担保できるかどうかを確認した上でないと、単に人材として当
てにされるということが懸念される

【参考②】地域医療研修期間について(令和4年修了者アンケート)
●平均4.27週。 研修医(7,138人)の約72%が研修期間は適当であったとしており、短かったと回答した者は約15%、長かったと回答した者は約10%
【参考③】都道府県へのアンケート結果(医師臨床研修推進室調べ)
●「地域医療研修の期間」について、
・現行でよい・・・23
・現行より長期間とすべき・・・3
医師としてある程度自立して診療できる第2学年であれば、患者との関係性を充分に築くためにも、8週以上の義務づけが望ましいのではないか
医師になりたての時期にいわゆる地域での診療を経験することは、その後の医師人生に大きな影響を与えるものになると思われる。4週では慣れただけ
で過ぎてしまう面もあるので、基本的に8週と定めてはいかがか
研修医の希望に応じ8週から半年程度

■検討の方向性、論点
○地域医療研修の充実に係る課題(受入施設の確保、地域医療の実践を指導できる指導医の確保、選択研修期間の短縮等)についてどう考えるか

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