○入院(その3)について 総-2 (172 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00223.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第564回 11/15)《厚生労働省》 |
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回復期リハビリテーション病棟について(続き)
(6) 回復期リハビリテーション病棟における栄養管理について
・ リハビリテーションを効果的に実施するためには栄養管理が重要であり、回復期リハビリテーション病棟においては、管理栄養士の専任配置
やリハビリ計画書への栄養項目の記載を求めている。
・ 入院栄養食事指導料は、約1割の病棟でほぼ全ての対象患者に算定していた一方、約2割の病棟では全く算定していなかった。
・ リハビリ計画書の栄養項目として、身長、体重、BMI、栄養状態の評価等がある。2018年には、低栄養の世界的診断基準が策定された。
(7) 回復期リハビリテーション病棟における身体的拘束について
・ 回復期リハビリテーション病棟における身体的拘束の実施について、以下の特徴があった。
- 急性期一般入院料や地域包括ケア病棟届出病棟と比較し、身体的拘束の実施率が30%以上の病棟が多い。
- 身体体拘束の実施理由としては「転棟・転落防止」が多い。
- 身体的拘束を実施している患者は、主傷病が脳梗塞や心原性脳塞栓症である者が多い。
- 身体的拘束の実施有無に寄らず、1日あたりのリハビリテーションの実施単位数は変わらず約6単位提供されている。
・ リハビリテーションを実施することと身体的拘束を実施することは相反しており、看護師のケアのみでなく、薬剤の使用や環境整備について病
院全体で工夫を行っていく必要があるとの指摘があった。
(8)地域貢献活動について
・ 地域リハビリテーション活動支援事業等の総合事業へのリハビリテーション専門職の確保が不足している市町村は半数以上を占める。回復
期リハビリテーション病棟を有する医療機関における地域貢献活動について、実施されている内容としては地域ケア会議への参加、一般介護
予防事業への協力が多い。
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