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資料3-12 田中先生提出資料 (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00333.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(第75回 3/9)《厚生労働省》
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第 75 回新型コロナウイルス対策 ADB

Ⅱ.オミクロン株の家族濃厚接触者における二次感染率 (暫定版)

令和3年度地域保健総合推進事業 全国保健所長会協力事業
「新型コロナウイルス対策等推進事業」事業分担者:田中英夫
事業担当者:緒方剛

【目的】
オミクロン株の流行によって、家庭内感染やワクチン未接種の子供の感染が課題となっ
ています。本報告は、家庭内濃厚接触者における二次感染率を調査することを目的とし
ました。

【方法】
対象は、茨城県潮来保健所に発生届が出された新型コロナウイルス感染者と同居し、積
極的疫学調査により把握された家庭濃厚接触者です。野生株は令和 2 年 12 月 1 日から
令和 2 年 3 月 19 日までに報告された感染者、アルファ株は N501Y 陽性または令和 3
年 6 月 21 日から 8 月 31 日までの L452R 陰性の感染者、デルタ株は L452R 陽性の感
染者、オミクロン株は令和 4 年 1 月 4 日から 20 日までに報告された感染者としまし
た。家族への感染経路が明らかでない場合には、最も発症日の早い患者を初発患者とし
ました。
本研究は 2022 年 2 月 2 日に、茨城県疫学研究合同倫理審査委員会の承認を得ました(承
認番号 R3-10)。

【結果】
初発患者も家族接触者もワクチンを 1 回も接種していない場合には、オミクロン株によ
る家族感染率は 48%で、野生株の 18%とアルファ株の 23%よりも高いが、デルタ株と
はほぼ同じでした(表1)

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