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参考資料2-1 医療保険部会(10 月27 日)各委員の発言要旨 (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000210433_00051.html
出典情報 社会保障審議会 医療部会(第104回 11/29)《厚生労働省》
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自治体財政に危機感を持っているので、ぜひ一人一人が健康をどうするかということを
真剣に考えていくということも育まなければいけないだろうと改めて思っている。その
ことが、一人一人の健やかな人生をつくっていくとともに、医療費的に言うならば適正
化ができ、医療費財政、ひいては全世代型社会保障制度が立ち行くためにも必要なこと
にもつながっていく。

<改定の基本的視点と具体的方向性>
(全体について)


基本的視点について、事務局案の4点とすること、視点1の人材確保・働き方改革等
の推進を重点課題とすることに賛同する。



物価高騰や人材確保、新興感染症への対応、医療 DX の取組については、医療機関に
おいて、従来の診療報酬だけでは十分な対応が難しい状況であることを踏まえ、適切な
評価の検討をお願いする。



具体的な方向性について、視点1では患者や保険者の視点を踏まえること、また、視
点2では医療機能の分化・強化、連携を着実に進めること、視点3においては、第三者
の評価やアウトカム評価など客観的な評価を進めること、視点4においては、効率化・
適正化を図るということが記載されていることは評価したい。



現下の雇用情勢を踏まえた人材確保・働き方改革の推進を重点課題にしていただいた
ということは、非常にうれしく考えている。とにかく令和6年度診療報酬改定において
は、従来の改定に加えて物価上昇・賃金上昇を十分反映させるものであってほしい。



重点課題が人材確保・働き方改革だけというのは、保険財政に関する危機感が乏しい
と言わざるを得ない。今後も生産年齢人口の減少が続く一方で、団塊の世代が後期高齢
者になり、引き続き医療費の高騰が見込まれる中においても、新たな医療技術、高額な
医薬品について、確実に保険給付を行うためには、医療保険制度の安定性と持続性の向
上は大前提になる。視点4については重点課題とすることが不可欠である。



基本的視点として今回、雇用情勢、人材確保・働き方改革が重点課題というふうに一
点だけ取り上げられているが、中長期的な視点を踏まえると、医療機能の分化・強化、
連携の推進等々も非常に重要なものではないか。
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