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04 専門家によるモニタリングコメント・意見 (8 ページ)

公開元URL https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/saigai/1013388/1021178.html
出典情報 東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(第82回 3/10)《東京都》
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モニタリング項目

グラフ

3 月 10 日 第 82 回モニタリング会議のコメント
場合や、急変時には速やかに医療機関を受診する必要がある。
ウ)都は、自宅待機期間中の濃厚接触者への抗原定性検査キットの配付や、感染リスクが高い環境にあるなどの
感染不安を感じる無症状の都民を対象とした PCR 等検査無料化事業を実施している。



⑤ 救急医療の東京
ルールの適用件数

⑥-1

⑥ 入院患者数

東京ルールの適用件数の 7 日間平均は、前回の 227.0 件/日から 3 月 9 日時点で 202.4 件/日と、高い水準で推
移している。特に、
「整形外科」
「脳神経外科」
「要介護」などのキーワードによる東京ルール適用件数が増加して
おり、軽症の件数も増加している。
【コメント】
ア)一般救急の増加により、一般病床が満床になっていることに加え、新型コロナウイルス感染症の入院患者も
多く、救急受入れの困難事例が都内全域で多発している。
イ)救急車が患者を搬送するための現場到着から病院到着までの活動時間は、過去に比べて大幅に延伸したまま
推移しており、二次救急及び三次救急の受入れ体制がひっ迫している。

(1) 入院患者数は、前回の 3,808 人から、3 月 9 日時点で 3,374 人に減少した。
(2) 今週、新たに入院した患者は 1,961 人であった。
(3) 陽性者以外にも、陽性者と同様の感染防御対策と個室での管理が必要な疑い患者について、都内全域で約 167
人/日を受け入れている。
【コメント】
ア)新型コロナウイルス感染症のために確保した病床の使用率は、3 月 2 日時点の 51.1%(3,691 人/7,229 床)
から、3 月 9 日時点で 44.9%(3,244 人/7,229 床)となった。入院患者数及び重症患者数に占める高齢者の割合
が、高い値で推移しており、高齢者への対応等で医療従事者への負担も長期化し、医療提供体制がひっ迫して
いる。
イ)一般病床の満床が継続していることに加え、マンパワー不足が常態化しており、救急患者の入院受入れが極
めて困難な危機的状況が続いている。
ウ)都は、病床確保レベル 3(7,229 床)を各医療機関に要請しており、3 月 9 日時点での確保病床数は 6,815 床
である。救命救急センターでは、病床及び人員を新型コロナウイルス感染症の重症患者のために転用している
ため、一般の重症患者のための病床が不足している。
エ)現在の新規陽性者数の増加比約 88%が継続すると、1 週間後には 0.88 倍の約 8,254 人/日の新規陽性者が発
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