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04 専門家によるモニタリングコメント・意見 (9 ページ)

公開元URL https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/taisaku/saigai/1013388/1021178.html
出典情報 東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(第82回 3/10)《東京都》
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モニタリング項目

グラフ

3 月 10 日 第 82 回モニタリング会議のコメント
生すると推計される。今週の入院率 2.8%で試算すると、新たに約 1,618 人の入院患者が発生すると推計され、
その時点で入院中の患者数と合計すると、入院患者数は現在の高い水準が継続する可能性がある。
オ)都では、入院重点医療機関、高齢者施設等におけるスクリーニング検査の実施、往診等による中和抗体薬及
び抗ウイルス薬投与の体制を整備しており、国によるこれらの薬剤やワクチンの確保、確実な供給が求められ
る。
カ)現在、入院調整本部への調整依頼件数は、3 月 9 日時点で 170 件となった。透析、介護を必要とする者や小
児、妊婦等、入院調整が難航する事例もあり、翌日以降の調整への繰越しも未だ発生している。また、多くの
転院依頼を受けている。入院調整本部では、重症用病床の一元管理を行うほか、転院支援班、入院調整(軽症)
班、保健所支援班、往診支援班などを設置した。

⑥-2
⑥ 入院患者数

3 月 9 日時点で、入院患者の年代別割合は、80 代が最も多く全体の約 29%を占め、次いで 70 代が約 21%であ
った。
【コメント】
ア)60 代以上の割合が約 74%と、高齢者の入院患者数及びその割合が高い値で推移しており、医療機関は多く
の人手を要するようになっている。高齢者層の重症患者数も多く、その動向に警戒する必要がある。
イ)都は、小児医療体制の確保や、分娩取扱い医療機関の連携による診療体制の確保に向け、意見交換会の実施
や、MIST(東京都新型コロナウイルス感染者情報システム)の活用による情報の共有化を進めている。

⑥-3

検査陽性者の全療養者数は、前回の 158,217 人から 3 月 9 日時点で 136,671 人となった。内訳は、入院患者

⑥-4

3,374 人(前回は 3,808 人)、宿泊療養者 3,169 人(同 3,404 人)、自宅療養者 71,862 人(同 76,513 人)、入院・
療養等調整中 58,266 人(同 74,492 人)であった。
【コメント】
ア)現在、都民の約 100 人に 1 人が検査陽性者として、入院、宿泊、自宅のいずれかで療養している。全療養者
に占める入院患者の割合は約 2%、宿泊療養者の割合も約 2%であった。自宅療養者と入院・療養等調整中の感
染者が約 96%と大多数を占めている。
イ)急変時、症状が重い方や重症化リスクが高い方等が速やかに医療機関を受診し、適切な医療が受けられるよ
う、体制整備を進めるとともに、宿泊及び自宅療養体制の充実が必要である。
ウ)都は、33 か所(受入れ可能数 8,850 室)の宿泊療養施設を確保し、東京都医師会・東京都病院協会の協力を
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