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03 資料1 高齢者に対する肺炎球菌ワクチンについて (7 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36630.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第22回 12/1)《厚生労働省》
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15歳以上における侵襲性肺炎球菌感染症の疾病負荷

① 侵襲性肺炎球菌感染症(IPD)の罹患の状況(15歳以上人口10万人当たり)


新型コロナ流行前(2019年以前)において、15歳以上における、侵襲性肺炎球菌感染症(IPD)全体の年間の累積罹患者数は、高
齢者におけるPPSV23の定期接種化後も減少していなかった。
〇 新型コロナ流行後の2020年・2021年については、ワクチンでカバーされる血清型かどうかにかかわらず2018・2019年と比較して
約4割に減少しており、新型コロナ対策による感染症伝播の減少といった、ワクチン以外の要因が考えられる。

侵襲性肺炎球菌感染症(IPD)の年間の罹患者数の変化 (15歳以上人口10万人当たり)
(/10万人)
2.50

PPSV23
定期接種化
2.06

2.00

2.17

全血清型
PCV13

1.94

PPSV23のうち非PCV13

非ワクチン型 (※)

1.45

1.50
1.02

1.10

1.00

0.89

0.84

2020

2021

0.50

0.00
2014

2015

2016

2017

2018

2019

(年)

(※) 非ワクチン型:PCV13及びPPSV23に含まれない血清型

【出典・研究概要】
• 厚生労働科学研究 新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究事業研究 『成人の侵襲性細菌感染症サーベイランスの強化のための研究』(研究代
表者 明田幸宏)(研究実施期間令和4年度~令和6年度)において収集
• 調査対象地域:北海道、宮城県、山形県、新潟県、三重県、奈良県、高知県、福岡県、鹿児島県、沖縄県の1道9県
• 対象患者: 調査対象地域における15歳以上の侵襲性肺炎球菌感染症(IPD)全症例
• 研究手法:上記調査対象地域で届け出られたIPD症例から分離された菌株と臨床情報を収集。菌の同定・血清型解析は、 国立感染症研究所で実施 7