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参考資料4○先進医療技術の科学的評価等について (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000205617_00063.html
出典情報 先進医療会議(第127回 12/7)《厚生労働省》
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先-3-1(参考資料4)
5. 12. 7
先進医療会議からの指摘事項に対する回答
先進医療技術名:A4「抗悪性腫瘍剤治療における薬剤耐性遺伝子検査」
令和5年 11 月 14 日
所属・氏名:香川大学医学部 脳神経外科
三宅 啓介
以下の点について検討し,必要に応じて関連書類についても修正してください.
1. 当該技術の臨床成績について
当該技術については、令和4年7月1日~令和5年6月 30 日までの実績報告では、貴
施設からは1例の実績しか報告がなされませんでした。現在、先進医療A、告示番号4
番、「抗悪性腫瘍剤治療における薬剤耐性遺伝子検査」については、臨床研究等を行っ
ているのでしょうか。また、行っている場合は、多施設共同研究なのでしょうか。ご説明を
お願いします。
2.当該技術の臨床成績について
令和4年7月1日~令和5年6月 30 日までの実績報告における1例については、実際
にどのような症例で、どのような遺伝子解析を行って、どのように治療に貢献したのでしょ
うか。治療経過を含め、当該1例の詳細について、ご説明をお願いします。

【回答】
それぞれの質問に対して、お答え致します。
1.臨床研究あるいは多施設共同研究について
先進医療A「抗悪性腫瘍剤治療における薬剤耐性遺伝子検査」において、薬剤耐性遺伝
子検査が主体となりますので、現時点で臨床研究を行っておりません。そのため、多施
設共同研究を行っている状況ではありません。
2.症例の詳細について
症例は 57 歳 男性
一過性の左片麻痺を認め、頭部 MRI 検査を施行したところ、右前頭葉に腫瘍性病変が
認められ、当科に紹介となりました。
頭部 MRI 検査および PET 検査を行い、開頭腫瘍摘出術を施行しました。
免疫染色では、GFAP 陽性、Oligo2 一部陽性、IDH1 132R 陽性、ATRX 陽性、p53 陰性、
Ki-67 標識率 5%、
1p19q 共欠失を認めたため、oligodendroglioma, IDH-mutation, 1p19q co-deletion
WHO grade 2 と診断されました。
私達が行っている先進医療A「抗悪性腫瘍剤治療における薬剤耐性遺伝子検査」は、
multidrug resistant-1(MDR-1)、multidrug resistant associated protein-1,-2.-3,-

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