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参考資料4○先進医療技術の科学的評価等について (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000205617_00063.html
出典情報 先進医療会議(第127回 12/7)《厚生労働省》
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4,-5,-6,-7 (MRP-1,-2.-3,-4,-5,-6,-7)、topoisomerase-I、topoisomerase-II、ATPbinding cassette group-2 の PCR 検査ですが、どの遺伝子発現も認められませんでし
た。
oligodendroglioma, IDH-mutation, 1p19q co-deletion WHO grade 2 に対して保険治
療の中で行うことができるテモゾロミド(120mg)内服および放射線治療(拡大局所療法)
1 回線量 1.8Gy 30 回照射による Total 54Gy を施行し、その後、維持療法としてテモ
ゾロミド(240mg)内服を継続して行っております。
治療開始 1 年が経過しておりますが、腫瘍摘出腔周囲に浮腫が認められ、今後、腫瘍の
再発の有無を検討する予定です。
この先進医療A「抗悪性腫瘍剤治療における薬剤耐性遺伝子検査」は検査の結果から抗
がん剤を選択し、テーラーメイド治療を行い、その予後を検討することが目的ではあり
ません。あくまでも保険治療で認められた治療を行います。摘出した脳腫瘍の組織標本
から薬剤耐性遺伝子の発現がどうであったかを検討する検査です。治療効果と遺伝子
発現を比較する検査ではないという点をご理解していただければ幸いです。悪性脳腫
瘍は希少癌であり、保険収載を認められていない抗がん剤の治療効果を検討するには
あまりにも症例数が少ないです。薬剤耐性遺伝子の検査の結果から抗がん剤を選択肢、
治療を行い、その治療効果および予後を検討するための検査としてこの先進医療が認
められればよかったのですが、悪性脳腫瘍の症例数が少ないため、先進医療を申請した
際、認められませんでした。検査であればよいということとなり、現在に至っています。
したがって、どの薬剤を選択肢、治療効果がどのような結果であったのか、質問してい
ただいた方と同様に知りたい点ではございますが、それを目的とした先進医療Aでは
ありません。
よろしくお願いいたします。

以上

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