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資料1-3(参考資料2) 日本パブリックアフェアーズ協会 御提出資料 (1 ページ)

公開元URL https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kisei/meeting/wg/2310_04medical/231211/medical03_agenda.html
出典情報 規制改革推進会議 健康・医療・介護ワーキング・グループ(第3回 12/11)《内閣府》
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補遺 1
第6章において、個人輸入によって国内で流通している薬剤のうち、日本でスイッチ
OTC 医薬品として承認されていない薬剤について、その薬剤がスイッチ OTC 化された
(“スイッチラグ”が解消された)際のベネフィットを諸外国の事例も参照しながら考察し
た。本稿では、第6章で取り上げることができなかった補足情報について取り上げ、それ
ぞれの薬剤のスイッチ OTC 化の必要性について考察する。


生活習慣病治療薬(主に高血圧治療薬)


日本 OTC 医薬品協会が実施しているアドバイザリーボードの第 3 回会合資
料において、高血圧のみに罹患している患者(n=935)に対して高血圧治療
薬のスイッチ OTC 化のニーズを明確にするための Web アンケート調査を
行った。その中で、47.1%の患者が同一薬剤を 6 ヵ月以上処方(長期 Do 処
方)されていることが判明した。また、この長期 Do 処方をされている患者
群の 31.8%は医薬品の処方を受けるためだけに通院していると答えており、
医療資源の適正な活用とは言い難い実態が示唆されている。さらに、医薬品
の処方を受けるためだけに通院している患者群の中で高血圧治療薬がスイッ
チ OTC 化された場合の購入意向は 52.1%と半数以上であり、高いニーズが
ある事がわかった 1。



これらのことからも、日本 OTC 医薬品協会は高血圧治療薬をスイッチ
OTC 化し、症状が安定している患者についてはセルフメディケーションに
よる、自己管理ができる社会を構築することが必要であると指摘している。

図1

高血圧のみに罹患している患者のアンケート調査

(出典:日本 OTC 医薬品協会,第 3 回アドバイザリーボード 提案資料「添付資料 1)生活
者に向けた新たな OTC 医薬品活用の方策」,2023 年 7 月 21 日)

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