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資料1 がん診療提供体制について (7 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_37348.html
出典情報 がん診療提供体制のあり方に関する検討会(第15回 1/15)《厚生労働省》
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第4期がん対策推進基本計画(令和5年3月閣議決定)分野別施策の概要

3.がんとの共生
(1)相談支援及び情報提供

(3)がん患者等の社会的な問題への対策(サバイバーシップ支援 )

【現状・課題】
⚫ 多様なニーズに対応するため、がん相談支援セン
ターの機能や対応範囲を検討し、地域の実情に応
じた集約化や役割分担を行うことが必要である。
⚫ 全ての患者や家族等、医療従事者等が、正しい情
報にアクセスできる環境の整備が重要である。

【現状・課題】
⚫ 働く世代のがん患者の離職防止や再就職への就労支援の充実が必要である。
⚫ 治療に伴う外見変化に対する医療現場のサポートの重要性が認識されている。
⚫ 医療従事者等による自殺リスクの高い患者への適切な支援が必要である。
⚫ その他の社会的な問題として経済的課題など様々ながん医療への障壁が指摘されてい
る。

【取り組むべき施策】
⚫ 多様化・複雑化する相談支援のニーズに対応でき
る質の高い相談支援体制の整備、オンラインの活
用等による持続可能な相談支援体制の整備
⚫ 拠点病院等と民間団体やピア・サポーター等との
連携、ICTや患者団体、社会的人材リソース等を
活用した相談支援の充実
⚫ 要配慮者を含む患者や家族等のニーズや課題等の
把握、「情報の均てん化」に向けた情報提供の在
り方の検討

【取り組むべき施策】
⚫ 現在の両立支援制度の効果及び課題の明確化、それを踏まえた施策の強化や医療機関
等と産業保健との連携、普及啓発等に係る検討
がん診断からの期間と自殺による
標準化死亡比(SMR)
⚫ 様々な就労形態のがん患者の就労・離職の実態
5
4.4
把握、それを踏まえた就労支援の提供体制の検討 4
⚫ 拠点病院等を中心としたアピアランスケアに係る 3
2.61
2.17
1.76
相談支援・情報提供体制の構築
2
1.31
⚫ がん患者の診断後の自殺リスクや経済的課題等の 1
0
把握、課題解決に向けた施策の検討

(2)社会連携に基づく緩和ケア等のがん対策・
患者支援

(4)ライフステージに応じた療養環境への支援

【現状・課題】
⚫ 拠点病院等と地域の医療機関が連携して、相談支
援、緩和ケア、セカンドオピニオン等を推進し、
患者や家族等を支援することが必要である。
【取り組むべき施策】
⚫ 都道府県がん診療連携協議会において、セカンド
オピニオンや、緩和ケア及び在宅医療等に関する
情報提供の在り方等の検討
⚫ 地域包括ケアシステムの仕組みも踏まえ、拠点病
院等を中心とした施設間の連携・調整を担う者の
育成

0-1

2-3
4-6
7-12 13-24
診断からの期間(か月)
出典:Kurisu K, Fujimori M et al., Cancer Med 2022

【現状・課題】
⚫ 成人でがんを発症した患者とニーズや課題が異なる小児・AYA世代のがん患者・経
験者に対し、切れ目ない支援が必要である。
⚫ 小児・AYA世代のがん患者の在宅での療養環境の整備が必要である。
⚫ 高齢のがん患者に対し、身体的状況や社会的背景に合わせた配慮や、家族等に対する
早期の情報提供・相談支援体制等が必要である。
【取り組むべき施策】
⚫ 療養中の教育支援体制の整備、遠隔教育の実態把握
⚫ 長期フォローアップや晩期合併症等の支援体制等の構築、小児・AYA世代の療養環
境の実態把握と体制整備に向けた関係省庁を連携した検討
⚫ 高齢のがん患者の課題の把握、地域における療養の在り方や再発・二次がん・併存疾
患のフォローアップ体制の構築、意思決定支援等の取組の検討
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