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感染症週報 2024年第1週(1月1日-1月7日) (11 ページ)
出典
公開元URL | https://www.niid.go.jp/niid/ja/idwr-latest/2636-2024/12474-idwr-2024-01.html |
出典情報 | 感染症週報 2024年第1週(1月1日-1月7日)(1/19)《国立感染症研究所》 |
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Infectious Diseases Weekly Report Japan
2024年 第1週
(1月1日〜 1月7日)
:通巻第26巻 第1号
ルエンザ様疾患においてインフルエンザ症例が増加したことを示している。
例年インフルエンザは、11月末から12月にかけて流行開始の指標である全国の定点当たり報
告数が1.00以上となる(https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/a/flu.html)。2023/24シーズ
ンは、2023年9月(第36週)時点で定点当たり報告数が4.48であり、シーズン開始時において前
シーズンの流行が継続していた。以降、週毎報告数は、例年と比較してかなり高い値で推移し
ている。また、COVID-19の定点当たり報告数についても、2023年第47週以降増加が継続して
いる(新型コロナウイルス感染症サーベイランス週報:https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019ncov/2484-idsc/12015-covid19-surveillance-report.html)。二つの感染症への個人の予防策と
して、マスクの適切な着用を含む咳エチケット、手指衛生の徹底、適切な換気の実施等が推奨
される。医療・福祉施設へのウイルスの持ち込みを防ぐことや、ワクチン(インフルエンザワク
チン、新型コロナワクチン)の接種を検討することも重要である。なお、2023/24シーズンは、例
年通りA型2亜型とB型2系統による4価のインフルエンザワクチン(https://www.niid.go.jp/
niid/ja/flu-m/2066-idsc/related/584-atpcs002.html)が製造されており、65歳以上の高齢者、
又は60〜64歳で心臓、腎臓若しくは呼吸器の機能に障害があり、身の回りの生活が極度に制
限される者、あるいはヒト免疫不全ウイルス(HIV)により免疫機能に障害があり、日常生活が
ほとんど不可能な者は、予防接種法上の定期接種の対象となっている(https://www.mhlw.
go.jp/stf/index2023.html)。2023/24シーズンを通したインフルエンザワクチンの供給量は、
3,121 万本(成人に対して約 6,242 万回分)が見込まれている(https://www.mhlw.go.jp/
content/001148196.pdf)。
諸外国においては、COVID-19パンデミックの発生以降、インフルエンザの流行が過去と異な
るタイミングで開始した報告などがみられており、今後の動向についても注視が必要な状況で
ある(世界保健機関Influenza Update:https://www.who.int/teams/global-influenzaprogramme/surveillance-and-monitoring/influenza-updates)。こうした中で、本稿で示した
ように複数の指標を用いて、インフルエンザの動向を包括的に監視していくことが重要である。
今後のインフルエンザの感染症発生動向調査には注意をしていただくとともに、これらの詳
細な情報と最新の状況については、以下を参照いただきたい。
●感染症発生動向調査週報(IDWR)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/idwr.html
●インフルエンザ流行レベルマップ
https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html
●インフルエンザウイルス分離・検出速報
https://www.niid.go.jp/niid/ja/iasr-inf.html
●今冬のインフルエンザについて(2022/23シーズン)
https://www.niid.go.jp/niid/images/idsc/disease/influ/fludoko2023.pdf
●インフルエンザ2022/23シーズン
https://www.niid.go.jp/niid/ja/iasr-vol44/12366-idx525.html
●令和5年度 今シーズンのインフルエンザ総合対策について
https://www.mhlw.go.jp/stf/index2023.html
Ministry of Health, Labour and Welfare / National Institute of Infectious Diseases
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2024年 第1週
(1月1日〜 1月7日)
:通巻第26巻 第1号
ルエンザ様疾患においてインフルエンザ症例が増加したことを示している。
例年インフルエンザは、11月末から12月にかけて流行開始の指標である全国の定点当たり報
告数が1.00以上となる(https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/a/flu.html)。2023/24シーズ
ンは、2023年9月(第36週)時点で定点当たり報告数が4.48であり、シーズン開始時において前
シーズンの流行が継続していた。以降、週毎報告数は、例年と比較してかなり高い値で推移し
ている。また、COVID-19の定点当たり報告数についても、2023年第47週以降増加が継続して
いる(新型コロナウイルス感染症サーベイランス週報:https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019ncov/2484-idsc/12015-covid19-surveillance-report.html)。二つの感染症への個人の予防策と
して、マスクの適切な着用を含む咳エチケット、手指衛生の徹底、適切な換気の実施等が推奨
される。医療・福祉施設へのウイルスの持ち込みを防ぐことや、ワクチン(インフルエンザワク
チン、新型コロナワクチン)の接種を検討することも重要である。なお、2023/24シーズンは、例
年通りA型2亜型とB型2系統による4価のインフルエンザワクチン(https://www.niid.go.jp/
niid/ja/flu-m/2066-idsc/related/584-atpcs002.html)が製造されており、65歳以上の高齢者、
又は60〜64歳で心臓、腎臓若しくは呼吸器の機能に障害があり、身の回りの生活が極度に制
限される者、あるいはヒト免疫不全ウイルス(HIV)により免疫機能に障害があり、日常生活が
ほとんど不可能な者は、予防接種法上の定期接種の対象となっている(https://www.mhlw.
go.jp/stf/index2023.html)。2023/24シーズンを通したインフルエンザワクチンの供給量は、
3,121 万本(成人に対して約 6,242 万回分)が見込まれている(https://www.mhlw.go.jp/
content/001148196.pdf)。
諸外国においては、COVID-19パンデミックの発生以降、インフルエンザの流行が過去と異な
るタイミングで開始した報告などがみられており、今後の動向についても注視が必要な状況で
ある(世界保健機関Influenza Update:https://www.who.int/teams/global-influenzaprogramme/surveillance-and-monitoring/influenza-updates)。こうした中で、本稿で示した
ように複数の指標を用いて、インフルエンザの動向を包括的に監視していくことが重要である。
今後のインフルエンザの感染症発生動向調査には注意をしていただくとともに、これらの詳
細な情報と最新の状況については、以下を参照いただきたい。
●感染症発生動向調査週報(IDWR)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/idwr.html
●インフルエンザ流行レベルマップ
https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-map.html
●インフルエンザウイルス分離・検出速報
https://www.niid.go.jp/niid/ja/iasr-inf.html
●今冬のインフルエンザについて(2022/23シーズン)
https://www.niid.go.jp/niid/images/idsc/disease/influ/fludoko2023.pdf
●インフルエンザ2022/23シーズン
https://www.niid.go.jp/niid/ja/iasr-vol44/12366-idx525.html
●令和5年度 今シーズンのインフルエンザ総合対策について
https://www.mhlw.go.jp/stf/index2023.html
Ministry of Health, Labour and Welfare / National Institute of Infectious Diseases
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