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資料3-2 鈴木先生提出資料 (80 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00333.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(第76回 3/15)《厚生労働省》
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世界のインフルエンザレベル:2022年3月14日時点

要点:
• 2022年6-7週:世界的にインフルエンザのレベルは、低レベルであり2021年末のピークを境に継続して減少傾向であっ
た。
• ヨーロッパではここ数週間横ばいであり、ILIをもとにするとレベルは多くの国でベースライン~低レベルであった。
フランス、イタリア、スイス、スコットランド等では、プライマリケア定点での陽性率は(シーズン入りの基準で
ある)10%を超えていた。A(H3N2)の検出が優位であった。
• 米国では、陽性数はここ数週間は横ばいであり、陽性率はここ1ヶ月強再度上昇傾向である。新規入院患者数は4週
以降増加傾向である(2月2日(5週)に新たにインフルエンザでの入院患者の報告が必須となったため解釈に注意
が必要)。A(H3N2)の検出が優位である。

• 南米では、パンデミック前と異なり、2021年末にインフルエンザの流行のピークを認め、熱帯地域では減少傾向、
温暖地域では流行が継続している。
• 東アジアでは、持続的な増加がみられB/Victoriaの検出が大半を占めているが、多くは中国での検出である。2週を
境にピークアウトしているが、ここ数週間は横ばいである。(WHO WPROのbiweekly reportの更新がないため、
WHO HQのbiweekly reportを参照)
• 南アジアでは、ブータン、イラン、スリランカで検出があったが、継続して減少傾向で低レベルである。
東南アジアでは、マレーシア、フィリピン、東ティモールで検出されている。ともにA(H3N2)の検出が優位であ
る。

• SARS-CoV-2の流行がサーベイランスに影響していることが考えられることから、
データの解釈には注意を要する。

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