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資料4 島上参考人研究報告 (35 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_37923.html
出典情報 肝炎対策推進協議会(第32回 2/16)《厚生労働省》
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まとめと課題
1. ICT等を肝炎診療に活用することにより、強固な肝炎診療連携対策を確立できることが示唆
された。
2. 特に地連NWを肝炎ウイルス陽性者の診療に活用することは有用と考えられた。しかし、使
用可能な既存の地連NW自体が存在しない地域が存在する。また地連NWのメインテナンス
や端末の整備には費用を要するため、地連NWを導入できない医療機関も存在する。こう
いった問題を解決するために、国や県による地連NWを含めたICT環境の整備が必要と考え
られた。

3. 石川県では、拠点病院の肝臓専門医がICTを用いてオンラインでC型肝炎患者の診療
を行った。また佐賀県では、拠点病院の肝臓専門医がオンラインで腹部エコーの講
習を行った。今回の取り組みは、拠点病院の肝臓専門医に対して無報酬で行ったが、
こういったオンラインの診療、講習の均てん化には、オンライン診療や講習を行う
拠点病院の肝臓専門医への報酬等の整備も必要と考えられた。

4. 肝炎ウイルス検査を受検したにもかかわらず、受検したことや検査結果を記憶して
いない者が非常に多い。個人情報を考慮しつつ、肝炎ウイルス検査結果をスマート
フォンなど電子情報として記録するような取り組みが必要と考えられた。
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