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【資料1-1】(1)介護サービス事業者における業務継続に向けた取組状況の把握およびICTの活用状況に関する調査研究事業_結果概要(案) (17 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38040.html
出典情報 社会保障審議会 介護給付費分科会 介護報酬改定検証・研究委員会(第28回 2/28)《厚生労働省》
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(1).介護サービス事業者における業務継続に向けた取組状況の把握及びICTの
B.ヒアリング調査(BCP策定)
活用状況に関する調査研究事業
【ヒアリング結果】
⃝ アンケート調査による回答内容を踏まえて、事業所のばらつきがないように実施したヒアリングの結果
を「BCP策定に関する各事業所の考え」「BCP策定時の課題」「BCP策定後の課題」の3つのカテゴ
リーに分類した。
カテゴリー

主なヒアリング結果

各事業所の考え

• BCPは必要最低限の内容にとどめて、有事の際には状況に応じて個々に判断できるように
している。 (居宅介護支援)
• BCPは、必要に応じて都度修正を続けるものであり、策定完了ということはないと考えて
いる。(介護老人福祉施設)
• 訪問介護のBCPにおいては、訪問回数や人員を拡大するシフトを組むこと(要介護者が自
宅で過ごす時間が増えるため)を定める必要がある。施設系のサービスに比べ訪問系の
サービスは、参考となる資料が少ないと感じた。(定期巡回・随時対応型訪問看護介護)
• 避難確保計画では「サービスを復旧するために何をすべきか」という観点は考えておらず、
書類の取り扱いや、職員への連絡体制等の具体的な行動をBCPにおいて、計画することが
出来たことは効果として大きかった。(介護老人福祉施設)

BCP策定時の課題

• 通常業務が繁忙であり、BCP策定に着手するまでに時間がかかった。(介護老人保健施設)
• 具体的な記載が求められるため、策定に時間がかかった。また相談先がない。(短期入所
生活介護)
• 地域との協力体制をどのように求めるべきなのかの検討が困難であった。(地域密着型特
定施設入居者生活介護)
• 同じ拠点の中に複数のサービスを併設しており、各サービス間での連携体制を検討するこ
とが難しかった。(介護老人福祉施設)

BCP策定後の課題

• 感染症BCPについては、新型コロナウイルスへの対応で実際に有事の際を想定できるが、
自然災害BCPについては、実際の災害の罹災経験が無いので、いくら訓練しても不安な気
持ちはある。(定期巡回・随時対応型訪問介護看護)
• 年に2度全職員を集め、BCPの見直しについて意見交換をする場を設けているが、実際に
見直しは行っていない。(地域密着型通所介護)
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