２．創薬を見据えた出口戦略に基づく質の高い情報基盤の構築と利活用
国民へ質の高い医療を届け、将来的な「がん・難病等の克服」のため、創薬等を見据えた出口
戦略に基づく新規の臨床試験・治験等による経時的で質の高い臨床情報と全ゲノム情報に加えて、
マルチオミックスデータや、リアルワールドエビデンスが集積された情報基盤を構築し、事業実
施組織と産学コンソーシアムが連携して、その情報基盤の利活用による創薬プロセス等の格段の
加速･効率化を進める。
具体的には、情報基盤の構築に際して、利活用の主体である産学コンソーシアムのメンバーが、
研究・開発・診断・治療・予防などの各領域において、①創薬等の出口を見据えた戦略コホート
を提案し、出口を見据えたコホートに対して、②臨床試験・治験や、未診断疾患等の病的バリア
ントの同定を行い、患者還元を行うと同時に、質の高い臨床情報等を集約し、③質の高い情報基
盤を事業実施組織に構築し、産学コンソーシアムのメンバーが主体的に全ゲノム情報をコアとし
た多層的な情報解析を行うことで、④創薬プロセス等の格段の加速・効率化を図り、アウトカム
評価を経て、国民へ質の高い医療を届け、がん・難病等を克服する。
図２：創薬を見据えた出口戦略に基づく質の高い情報基盤の構築と利活用

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