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ライフサイエンス委員会 これまでの議論(論点別)素案 (4 ページ)

公開元URL https://www.lifescience.mext.go.jp/2024/01/111060116.html
出典情報 科学技術・学術審議会 研究計画・評価分科会 ライフサイエンス委員会 (第111回 1/16)《文部科学省》
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〇分野横断的な新しいアイデアを出せる若手研究者の人材育成が必要。そうした試みを
するためにも、時間的な余裕の確保もふくめた研究環境の整備が必要。
〇女性及び若手研究者を増やすため、長時間労働是正とともに、日本の無意識の偏見
(アンコンシャスバイアス)を変えていく必要があるのではないか。
〇制度・財政面の両面から若手研究者の海外留学(ポスドク・博士課程)を積極的に奨励
していくべきでないか。
〇最先端のライフ人材や数理科学、情報科学、統計学分野の専門家へアピールし、ライフ
サイエンス分野に呼び込むために、待遇面の改善も含めた支援策も必要でないか(さも
なければ、海外に優秀な人材が流出する懸念)。
〇 さきがけ/ACT-X/PRIME/など一部の競争的予算では、 組織の壁を超えて、アドバイ

ザーや有識者が、多様な視点から助言し、トップサイエンスを核としたコミュニティーが形
成されつつある。こうした取組を加速しつつ、ライフサイエンスの特性に合わせて支援を
充実・拡充させるべきでないか。
<研究支援人材>
〇研究を効率的に進めるために必要な支援人材(機器メンテナンス、ビジネスサポート等)
を継続的に確保するシステムが必要。
〇その際、Wet・Dry 解析機器のコアファシリティ化による、最新解析技術の積極導入、共
同研究ではなく業務としてのオミクス解析・知財出願のサポート、関連人材のキャリア形
成といった観点も重要。
〇人事、法務、労務まで研究者が対応しているのは課題でないか。
<データサイエンス、数理、AI 人材>
〇今後基礎も臨床も IT が必要になる。若手の、特に数学が強そうなバイオの人材をどの
ように育てるか戦略的に考えて行う必要があるのではないか。
〇過去のライフサイエンス研究者の「天才」にも、異なるバックグラウンドの持ち主(ワトソ
ン・クリックのクリックは物理学者、エリックランダー氏は物理学者、フィッシャー氏は数学
者)が多くいたことから、100 年先を見通せるような横断的に活躍できる人材も必要でな
いか。
〇データサイエンス人材を育成するのに必要な経費を算出し、制度として整える必要。
〇なお、アカデミア内で、これからは多様な人材のチームをつくってどんどん結果を出していく
ことをするのは当たり前とする意識の醸成が必要。

<その他>
〇若手研究者及び研究時間の確保のため、多すぎる学会のスリム化、研究費の報告書
の簡素化、経費の使途制限に伴う負担の軽減を図ることが重要。
○研究費については、研究期間内の計画変更が認められにくかったり、手続きが煩雑で
ある課題がある。ライフサイエンス研究の進展も日進月歩であり、研究の進展等により
新たな知見や価値が生じることなどもあることから、研究費の採択時以降の計画の変更
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