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資料1-1 カルベジロール及びビソプロロールの「使用上の注意」の改訂について[188KB] (4 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38855.html |
出典情報 | 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和5年度第15回 3/26)《厚生労働省》 |
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婦への使用は禁忌とされておらず、治療上の有益性が危険性を上回ると判断
される場合に投与すべきとされている(資料1-2 5ページ及び資料1-3
6ページ)
<その他>
○
WGの文献調査等において、妊婦禁忌の設定理由とされている疾患の他に、
胎児・新生児毒性(低血糖、哺乳不良、徐脈等)及び催奇形性(心奇形)を示
唆する報告があるものの、以下の点から、現時点ではこれらの事象を根拠に両
剤を引き続き妊婦禁忌とする必要性は乏しいと考えられる。ただし、これらの
事象については、適切な注意喚起並びに情報提供を行った上で、引き続き副作
用症例報告、公表文献の収集等の医薬品安全性監視活動を継続し、必要に応じ
措置を検討する。(資料1-2 6ページ及び資料1-3 6ページ)
・ 胎児・新生児毒性(低血糖、哺乳不良、徐脈等)を示唆する報告があるが、
母体及び児の状態を観察し適切な処置を行うことで、これらは臨床的に管理
可能である。
・ 催奇形(心奇形)リスクを示唆する文献報告があったが、相反する文献報
告もあり、催奇形(心奇形)リスクに関しては見解が一致していない。
4.対応方針
以上を踏まえ、両剤について、以下の改訂を行ってはどうか(改訂案1:資料
1-2 別添4及び資料1-3 別添4)。
・ 添付文書の禁忌から「妊婦又は妊娠している可能性のある女性」を削除し、
「治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ、妊婦又は妊娠
している可能性のある女性に投与すること」の注意事項を記載する。
・ 上記の注意事項に加え、投与に際して母体及び胎児・新生児の状態を観察し
異常が認められた場合には適切な処置を行う旨の注意喚起、文献や副作用報
告で報告されている事象の情報提供を行う。
動物試験における記載について、所要の記載整備も合わせて実施。
<カルベジロール> ラットにおける妊娠前及び妊娠初期投与試験の臨床用量の約 900 倍(300mg/kg)
の記載について、臨床での最大投与用量 20 mg は、ヒト体重を 60 kg とした場合、0.33 mg/kg に相当
するため、ラットにおける投与量 300 mg/kg の約 900 倍量として算出されたものであった。そのた
め、体表面積換算に基づくヒト相当投与量(HED)による臨床用量との比(約 150 倍)の記載に修正。
<ビソプロロール> 報告されている有害事象は高用量投与に限られているため、それが分かるよう安全
域を追記(本剤の最大臨床用量の 5 mg と動物試験における体表面積換算した無毒性量(体表面積換算に
基づくヒト等価用量)との比較による)
。
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される場合に投与すべきとされている(資料1-2 5ページ及び資料1-3
6ページ)
<その他>
○
WGの文献調査等において、妊婦禁忌の設定理由とされている疾患の他に、
胎児・新生児毒性(低血糖、哺乳不良、徐脈等)及び催奇形性(心奇形)を示
唆する報告があるものの、以下の点から、現時点ではこれらの事象を根拠に両
剤を引き続き妊婦禁忌とする必要性は乏しいと考えられる。ただし、これらの
事象については、適切な注意喚起並びに情報提供を行った上で、引き続き副作
用症例報告、公表文献の収集等の医薬品安全性監視活動を継続し、必要に応じ
措置を検討する。(資料1-2 6ページ及び資料1-3 6ページ)
・ 胎児・新生児毒性(低血糖、哺乳不良、徐脈等)を示唆する報告があるが、
母体及び児の状態を観察し適切な処置を行うことで、これらは臨床的に管理
可能である。
・ 催奇形(心奇形)リスクを示唆する文献報告があったが、相反する文献報
告もあり、催奇形(心奇形)リスクに関しては見解が一致していない。
4.対応方針
以上を踏まえ、両剤について、以下の改訂を行ってはどうか(改訂案1:資料
1-2 別添4及び資料1-3 別添4)。
・ 添付文書の禁忌から「妊婦又は妊娠している可能性のある女性」を削除し、
「治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ、妊婦又は妊娠
している可能性のある女性に投与すること」の注意事項を記載する。
・ 上記の注意事項に加え、投与に際して母体及び胎児・新生児の状態を観察し
異常が認められた場合には適切な処置を行う旨の注意喚起、文献や副作用報
告で報告されている事象の情報提供を行う。
動物試験における記載について、所要の記載整備も合わせて実施。
<カルベジロール> ラットにおける妊娠前及び妊娠初期投与試験の臨床用量の約 900 倍(300mg/kg)
の記載について、臨床での最大投与用量 20 mg は、ヒト体重を 60 kg とした場合、0.33 mg/kg に相当
するため、ラットにおける投与量 300 mg/kg の約 900 倍量として算出されたものであった。そのた
め、体表面積換算に基づくヒト相当投与量(HED)による臨床用量との比(約 150 倍)の記載に修正。
<ビソプロロール> 報告されている有害事象は高用量投与に限られているため、それが分かるよう安全
域を追記(本剤の最大臨床用量の 5 mg と動物試験における体表面積換算した無毒性量(体表面積換算に
基づくヒト等価用量)との比較による)
。
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