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参考資料3 新型コロナワクチン「コミナティ筋注6ヶ月~4歳用(1価:起源株 1価:オミクロン株XBB.1.5)」(ファイザー株式会社)添付文書[867KB] (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/newpage_39491.html
出典情報 予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会(第101回 4/15)医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和6年度第1回 4/15)(合同開催)《厚生労働省》
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b)免疫ブリッジングの成功基準:抗体応答率の差(2~4歳 - 16~25歳)の両側95%信頼区間
の下限が>-10.0%

6~23ヵ月の小児参加者1776例(コミナティ筋注6ヵ月~4歳用(起源
株)接種群:1178例、プラセボ接種群:598例)を対象にコミナティ
筋注6ヵ月~4歳用(起源株)接種後の安全性を評価した。治験薬接
種後7日間、電子日誌により副反応の発現状況を評価し、主な副反応
の発現状況(事象全体及びGrade 3以上)は表7のとおりであった5)。
6~23ヵ月の小児参加者において注射部位圧痛は接種当日(中央値)
に発現し、持続期間は1日(中央値)であった。その他の全身性の事
象は接種翌日~4.5日(中央値)に発現し、持続期間は1~2日(中央
値)であった6)。

2~4歳の小児参加者2750例(コミナティ筋注6ヵ月~4歳用(起源株)
接種群:1835例、プラセボ接種群:915例)を対象にコミナティ筋注
6ヵ月~4歳用(起源株)接種後の安全性を評価した。治験薬接種後
7日間、電子日誌により副反応の発現状況を評価し、主な副反応の発
現状況(事象全体及びGrade 3以上)は表10のとおりであった5)。2~
4歳の小児参加者において注射部位疼痛は接種当日(中央値)に発現
し、持続期間は1日(中央値)であった。その他の全身性の事象は接
種翌日~5日(中央値)に発現し、持続期間は1~2.5日(中央値)で
あった6)。

表7 6~23ヵ月の小児参加者における主な副反応の発現状況
発現例数(発現割合[%])
コミナティ筋注6ヵ月~4歳用(起源
株)接種群

注射部位
圧痛

食欲減退

傾眠

易刺激性

発熱c)

表10 2~4歳の小児参加者における主な副反応の発現状況

プラセボ接種群

発現例数(発現割合[%])

接種
回数

評価
例数a)

事象全体

Grade 3
以上b)

評価
例数a)

事象全体

Grade 3
以上b)

1

1159

192(16.6)

0(-)

591

66(11.2)

0(-)

2

1137

171(15.0)

1(0.1)

590

50(8.5)

0(-)

コミナティ筋注6ヵ月~4歳用(起源
株)接種群

プラセボ接種群

接種
回数

評価
例数a)

事象全体

Grade 3
以上b)

評価
例数a)

事象全体

Grade 3
以上b)

1

1814

559(30.8)

0(-)

905

186(20.6)

1(0.1)

2

1772

550(31.0)

0(-)

877

178(20.3)

1(0.1)

3

547

146(26.7)

0(-)

262

35(13.4)

0(-)

1

1813

539(29.7)

6(0.3)

905

277(30.6)

5(0.6)
3(0.3)

3

362

58(16.0)

0(-)

170

20(11.8)

0(-)

1

1159

257(22.2)

3(0.3)

591

125(21.2)

1(0.2)

2

1137

252(22.2)

4(0.4)

590

106(18.0)

1(0.2)

3

362

73(20.2)

4(1.1)

170

23(13.5)

0(-)

1

1159

313(27.0)

2(0.2)

591

173(29.3)

2(0.3)

2

1772

456(25.7)

8(0.5)

877

201(22.9)

2

1137

271(23.8)

4(0.4)

590

125(21.2)

1(0.2)

3

547

134(24.5)

2(0.4)

262

57(21.8)

0(-)

3

362

72(19.9)

1(0.3)

170

22(12.9)

1(0.6)

1

1813

81(4.5)

0(-)

905

44(4.9)

1(0.1)

1

1159

593(51.2)

7(0.6)

591

279(47.2)

0(-)

2

1772

81(4.6)

0(-)

877

36(4.1)

1(0.1)

2

1137

539(47.4)

7(0.6)

590

240(40.7)

5(0.8)

3

547

27(4.9)

0(-)

262

11(4.2)

0(-)

3

362

158(43.6)

1(0.3)

170

64(37.6)

0(-)

1

1813

43(2.4)

1(0.1)

905

15(1.7)

0(-)

1

1173

85(7.2)

20(1.7)

595

43(7.2)

7(1.2)

2

1772

46(2.6)

0(-)

877

21(2.4)

0(-)

2

1147

85(7.4)

24(2.1)

591

36(6.1)

7(1.2)

3

547

11(2.0)

0(-)

262

4(1.5)

0(-)

3

365

25(6.8)

6(1.6)

170

10(5.9)

1(0.6)

1

1813

41(2.3)

3(0.2)

905

22(2.4)

0(-)

2

1772

53(3.0)

0(-)

877

23(2.6)

0(-)

3

547

18(3.3)

1(0.2)

262

7(2.7)

0(-)

1

1813

14(0.8)

0(-)

905

18(2.0)

0(-)

2

1772

24(1.4)

0(-)

877

9(1.0)

0(-)

3

547

7(1.3)

1(0.2)

262

2(0.8)

0(-)

1

1824

95(5.2)

14(0.8)

909

48(5.3)

8(0.9)

2

1779

88(4.9)

21(1.2)

878

46(5.2)

8(0.9)

3

552

28(5.1)

4(0.7)

262

11(4.2)

3(1.1)

注射部位
疼痛

疲労

頭痛

筋肉痛

a)電子日誌により評価した例数
b)重症度が「高度(日常活動を妨げる)」以上として報告された事象
c)38.0℃以上。38.9℃を超えた場合に、重症度が高度(Grade 3)以上とした

悪寒

(2)2~4歳の小児参加者
本試験における2~4歳群(コミナティ筋注6ヵ月~4歳用(起源株)
3µg)のSARS-CoV-2感染歴がない143例及び海外第Ⅰ/Ⅱ/Ⅲ相試験
(C4591001試験)
における16~25歳群(コミナティ筋注
(起源株)30µg)
(17.1.3項参照)のSARS-CoV-2感染歴がない170例を対象に、3回目接
種後1ヵ月のSARS-CoV-2血清中和抗体価及び抗体応答率を評価した
結果、表8及び表9のとおり本試験における2~4歳群(コミナティ筋
注6ヵ月~4歳用(起源株)3µg)の海外第Ⅰ/Ⅱ/Ⅲ相試験(C4591001
試験)における16~25歳群(コミナティ筋注(起源株)30µg)に対
する免疫ブリッジングの成功基準を満たした5)。

関節痛

発熱c)

a)電子日誌により評価した例数
b)重症度が「高度(日常活動を妨げる)」以上として報告された事象
c)38.0℃以上。38.9℃を超えた場合に、重症度が高度(Grade 3)以上とした

表9 2~4歳群の16~25歳群に対するSARS-CoV-2血清中和抗体応答率の


17.1.3 海外第Ⅰ/Ⅱ/Ⅲ相試験(C4591001試験)第Ⅱ/Ⅲ相パート
(参考:コミナティ筋注(起源株)

SARS-CoV-2ワクチン未接種の12歳以上の健康な参加者を対象に、コ
ミナティ筋注(起源株)30µgを19~23日間隔で2回接種したときの有
効性及び安全性を検討することを目的として、プラセボ対照無作為
化多施設共同試験を実施した。
16歳以上の参加者36523例(コミナティ筋注(起源株)接種群:18198
例、プラセボ接種群:18325例)を対象に、1つ目の主要有効性評価
項目である「SARS-CoV-2感染歴がない参加者での2回目接種後7日以
降のSARS-CoV-2による感染症に対するコミナティ筋注(起源株)の
有効性[ワクチン有効性1(VE1)]
」を評価した。40137例(コミナテ
ィ筋注(起源株)接種群:19965例、プラセボ接種群:20172例)を
対象に、2つ目の主要有効性評価項目である「SARS-CoV-2感染歴の有
無を問わない参加者での2回目接種後7日以降のSARS-CoV-2による感
染症に対するコミナティ筋注(起源株)の有効性(VE2)」を評価し
た。解析結果は表11のとおりであった7)。

2~4歳群(コミナティ筋注6ヵ月~
4歳用(起源株)3µg)

16~25歳群(コミナティ筋注(起
源株)30µg)

表11 SARS-CoV-2による感染症に対する有効性

測定例数

na)(抗体応答率[%])
[両側95%信頼区間]
(3回目接種後1ヵ月)

測定例数

na)(抗体応答率[%])
[両側95%信頼区間]
(2回目接種後1ヵ月)

141

141(100.0)
[97.4, 100.0]

170

168(98.8)
[95.8, 99.9]

表8 2~4歳群の16~25歳群に対するSARS-CoV-2血清中和抗体価(50%
中和抗体価)の幾何平均比
2~4歳群(コミナティ筋注6ヵ月~
4歳用(起源株)3µg)

16~25歳群(コミナティ筋注(起
源株)30µg)

GMT
測定例数 [両側95%信頼区間]a)
(3回目接種後1ヵ月)

GMT
測定例数 [両側95%信頼区間]a)
(2回目接種後1ヵ月)

143

1535.2
[1388.2, 1697.8]

170

1180.0
[1066.6, 1305.4]

GMR
[両側95%信頼
区間]b)

1.30
[1.13, 1.50]

GMR:幾何平均比、GMT:幾何平均抗体価
a)抗体価が定量下限(LLOQ)未満の場合、解析には0.5×LLOQの値が用いられた
b)免疫ブリッジングの成功基準:GMR(2~4歳/16~25歳)の両側95%信頼区間下限>0.67及び
GMR点推定値≥0.8

差(%)
[両側95%信頼
区間]b)

1.2
[-1.5, 4.2]

VE1a)

a)抗体価がベースライン値(ベースライン値が定量下限(LLOQ)未満の場合はLLOQ値)から
4倍以上上昇した治験参加者数

4

解析対象例数

SARS-CoV-2
による感染症
確定例数

コミナティ筋注
(起源株)接種群

18198

8

プラセボ接種群

18325

162

ワクチン有効性
[95%信用区間](%)

95.0[90.3, 97.6]