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資料1_今後の医学教育の在り方に関する検討会 第二次中間取りまとめ案 (5 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/124/mext_00011.html |
出典情報 | 今後の医学教育の在り方に関する検討会(第9回 4/18)《文部科学省》 |
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○
こうした仕組みやその実践例を踏まえ、名古屋大学卒後臨床研修センターにおいて
は、所属する臨床系の教員が、病院助教から病院講師に昇任する際に、医学生・研修医
への直接の指導、学修者評価といった内容を含む教育ポートフォリオの提出、学術雑
誌に医学教育に関する論文を著者として発表(5年間で5報以上)
、系統的な医学教育
学プログラムの修了等を求めている。
(教育業績評価の実施に当たっての工夫及び留意点)
○
教育業績に係る評価を定着させていくに当たって、まずは評価の仕組みを整備する
役割を、学内のどのような組織や担当者に担わせることが適当か、慎重な検討を踏ま
えて決定していく必要がある。場合によっては、全学的な教員評価の体系とも照らし
合わせた上で、大学としてイニシアティブを取って進めていくことも考えられる。
○ その上で、Clinician Educator のような役割を担う教員を雇用するに当たっては、
診療と教育に重点的に従事することが認知されるよう、あらかじめ、これらの業務も
含めたエフォート率を明確にすることが重要である。また、個別の評価対象としては、
授業時間数のような量的データのみならず、学生アンケートの自由記載の内容といっ
た質的データも加味したり、医学教育に関する論文執筆をはじめとする学術活動も含
めたりすることが重要である。
○ 現行では、大学病院に所属する教員を「病院教授」等の呼称により、各大学の判断に
より処遇している例が見られるが、Clinician Educator のような役割を担う教員につ
いても、このような大学病院の教員としてキャリアアップの道筋を描いていくことが
現実的であるとの指摘もある。
○
また、教員業績評価の一環として、臨床実習等において連携している関連病院等の
大学病院以外の医療機関の医師に「臨床教授」等の称号を付与して指導体制の充実を
図る取組を推進していくことも考えられる。
(中長期的検討に資する調査分析の実施)
○
さらに、教育に意欲的に取り組む教員として継続的なキャリアを歩むことができる
ようにする観点からは、各大学において個別の評価システムが整備されることにとど
まらず、各大学において様々な実践例が積み重ねられることで、将来的には、教員の業
績評価について、統一化・標準化の方向を見出していくことも考えられる。
○
医学教育を担当する教員の適切な評価について、中長期的な検討に資する観点から
は、国は、国内外の取組例等について幅広く調査を行い、我が国における適用や定着を
見据えて、多角的な分析を行っていくことが求められる。
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こうした仕組みやその実践例を踏まえ、名古屋大学卒後臨床研修センターにおいて
は、所属する臨床系の教員が、病院助教から病院講師に昇任する際に、医学生・研修医
への直接の指導、学修者評価といった内容を含む教育ポートフォリオの提出、学術雑
誌に医学教育に関する論文を著者として発表(5年間で5報以上)
、系統的な医学教育
学プログラムの修了等を求めている。
(教育業績評価の実施に当たっての工夫及び留意点)
○
教育業績に係る評価を定着させていくに当たって、まずは評価の仕組みを整備する
役割を、学内のどのような組織や担当者に担わせることが適当か、慎重な検討を踏ま
えて決定していく必要がある。場合によっては、全学的な教員評価の体系とも照らし
合わせた上で、大学としてイニシアティブを取って進めていくことも考えられる。
○ その上で、Clinician Educator のような役割を担う教員を雇用するに当たっては、
診療と教育に重点的に従事することが認知されるよう、あらかじめ、これらの業務も
含めたエフォート率を明確にすることが重要である。また、個別の評価対象としては、
授業時間数のような量的データのみならず、学生アンケートの自由記載の内容といっ
た質的データも加味したり、医学教育に関する論文執筆をはじめとする学術活動も含
めたりすることが重要である。
○ 現行では、大学病院に所属する教員を「病院教授」等の呼称により、各大学の判断に
より処遇している例が見られるが、Clinician Educator のような役割を担う教員につ
いても、このような大学病院の教員としてキャリアアップの道筋を描いていくことが
現実的であるとの指摘もある。
○
また、教員業績評価の一環として、臨床実習等において連携している関連病院等の
大学病院以外の医療機関の医師に「臨床教授」等の称号を付与して指導体制の充実を
図る取組を推進していくことも考えられる。
(中長期的検討に資する調査分析の実施)
○
さらに、教育に意欲的に取り組む教員として継続的なキャリアを歩むことができる
ようにする観点からは、各大学において個別の評価システムが整備されることにとど
まらず、各大学において様々な実践例が積み重ねられることで、将来的には、教員の業
績評価について、統一化・標準化の方向を見出していくことも考えられる。
○
医学教育を担当する教員の適切な評価について、中長期的な検討に資する観点から
は、国は、国内外の取組例等について幅広く調査を行い、我が国における適用や定着を
見据えて、多角的な分析を行っていくことが求められる。
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