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資料1_今後の医学教育の在り方に関する検討会 第二次中間取りまとめ案 (6 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/124/mext_00011.html
出典情報 今後の医学教育の在り方に関する検討会(第9回 4/18)《文部科学省》
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(3) 医学教育に関するコンテンツの共有化等
(医学教育モデル・コア・カリキュラムの改訂)
○ 2022(令和4)年には、医学教育モデル・コア・カリキュラムが改訂され、医師に求
められる基本的な資質・能力を共通化して示すとともに、新たに「総合的に患者・生活
者をみる姿勢」

「情報・科学技術を活かす能力」を加えるなど、新たな時代に応じた医
療人を養成するための取組を各大学に求めており、今後は、その理念と方略を各大学
において実践していく必要がある。
○ 医学教育モデル・コア・カリキュラムについては、2023(令和5)年度の文部科学省
の委託事業によりポータルサイト「コアカリナビ5」が作成されており、検索機能や Q&A
セクションの充実のほか、上記の新設された資質・能力に係る動画教材が作成・アップ
ロードされており、誰でも視聴することが可能になっている。
(プラットフォームの整備に向けた検討)
○ このような取組例も踏まえ、今後、医学教育の内容を充実しつつ、オンデマンド授業
の収録映像や汎用性のある授業用資料等の共有等を通じ、各大学が教育コンテンツを
相互に活用し、教育の質の向上に役立てることができる、いわば「プラットフォーム」
のような仕組みを現場が利用しやすい形で整備することも考えられ、国を中心として、
更なる検討を行っていくことが必要である。
○ 「プラットフォーム」の整備に向けた検討に当たっては、動画教材を例とすれば、対
面授業を選好する教員も存在する中で、どのような活用の用途にどのようなニーズが
あるかといったことを十分に確認したり、動画の内容のアップデートをどのように行
うか検討したりする必要があるほか、授業の全てを動画教材の視聴のみで完結させる
ようなことが行われ、かえって教育の質の低下を招くようなことがないよう、十分に
留意することも求められる。


なお、各大学で使用されている教材等のうち、教育者や学修者が自由かつ適法に共

有可能なものをデジタルプラットフォーム上に蓄積・共有するシステムは既に海外で
実例が複数あるとの指摘もあり、国はこのような諸外国における先行事例の調査も併
せて行うことを検討すべきである。
○ このほか、今後の医学教育の充実に向けた取組として、AR・VR 等の活用を含む教育
DX の推進により効果的・効率的な教育を行うことも考えられ、先進的な取組の横展開
等に引き続き取り組んでいくことが考えられる。

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https://core-curriculum.jp/

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