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感染症週報 2024年第15週(4月8日-4月14日) (9 ページ)

公開元URL https://www.niid.go.jp/niid/ja/idwr-dl/2024.html
出典情報 感染症週報 2024年第15週(4月8日-4月14日)(4/26)《国立感染症研究所》
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Infectious Diseases Weekly Report Japan

2024年 第15週
(4月8日〜 4月14日)
:通巻第26巻 第15号

〈3月コメント〉
(4月12日集計分)
◆性感染症について (2024年1〜3月、24〜27ページ「グラフ総覧」参照)
4つの性感染症(性器クラミジア感染症、性器ヘルペスウイルス感染症、尖圭コンジロー
マ、淋菌感染症)は性感染症定点医療機関(全国約1,000カ所)から毎月報告される。2024年
3月分の報告を行った性感染症定点医療機関数は980(産婦人科・産科・婦人科:485、泌尿
器科:408、皮膚科:78、性病科:9)であった。次ページ以降に、過去5年間の同時期におけ
る各性感染症の男女別定点当たり報告数との比較(図1)、男女別・年齢階級別(0歳、1〜4歳、
5〜69歳は5歳毎、および70歳以上)定点当たり報告数(図2)、15〜29歳における各性感染症
の男女別定点当たり報告数の推移(図3)、および定点当たり報告数の推移(24〜27ページ
「グラフ総覧」)を示す。
性器クラミジア感染症
1〜3月の定点当たり報告数は、10〜12月の定点当たり報告数と比べて、男女ともに大き
な変化は認められなかった。3月の定点当たり報告数は過去5年間の同時期と比較すると、
男性では大きな変化は認められなかったが、女性でやや多かった。年齢群のピークは男女
ともに20〜24歳であった。また、女性では10〜14歳の報告を認めた。
性器ヘルペスウイルス感染症
1〜3月の定点当たり報告数は、10〜12月の定点当たり報告数と比べて、男性では大きな
変化は認められなかったが、女性では減少した。3月の定点当たり報告数は過去5年間の同
時期と比較すると、男性では大きな変化は認められなかったが、女性でやや多かった。年
齢群のピークは男性では40〜44歳、女性では30〜34歳であった。また、男性では10〜14歳、
女性では5〜9歳、10〜14歳の報告を認めた。
尖圭コンジローマ
1〜3月の定点当たり報告数は、10〜12月の定点当たり報告数と比べて、男性では大きな
変化は認められなかったが、女性では減少した。3月の定点当たり報告数は過去5年間の同
時期と比較すると、男女ともに大きな変化は認められなかった。年齢群のピークは男性で
は25〜29歳、女性では20〜24歳であった。
淋菌感染症
1〜3月の定点当たり報告数は、10〜12月の定点当たり報告数と比べて、男女ともに大き
な変化は認められなかった。3月の定点当たり報告数は過去5年間の同時期と比較すると、
男性では大きな変化は認められなかったが、女性でかなり多かった。年齢群のピークは男
女ともに20〜24歳であった。また、女性では10〜14歳の報告を認めた。

Ministry of Health, Labour and Welfare / National Institute of Infectious Diseases

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