未来志向の事業展開に向けて
社会福祉法人の事業展開（多角化・多機能化）の意義・必要性
視点①
本来的使命の遂行

地域のセーフティネットであり続けるためには、多様化・複雑化する地域ニーズに対応して、
事業の多角化・多機能化を志向するのは社会福祉法人の本来的な使命である。

視点②

報酬改定や制度改正など影響を受ける現行の社会福祉事業の性格上、経営する種別や
サービス類型の多角化・多機能化は、経営リスクを分散させるうえでも必要である。

経営基盤の安定化
視点③

施設経営モデルから脱却し、地域住民をはじめ様々な主体との連携のもと、地域共生社会
地域共生社会の実現 の実現を主導していくためには、既存の制度分野を超えた多角化・多機能化が必要である。

社会福祉法人の事業譲渡等を考える視点
事業譲渡を行う上で尊重すべき原則
１

２

ニーズの減少等により、事業継続が困難となる場
合に、他の供給体が撤退する事業であっても、利
用者保護の観点や地域のセーフティネットを維持
する観点から、当該事業を社会福祉法人の使命に
基づき継続
多様化・複雑化するニーズに対応するため、
地域のインフラとしての福祉サービスをいかに効果
的・効率的に提供で、また、新たな福祉サービスを
創出

①目的の正当性
事業譲渡（受）の目的が
社会福祉法人の使命に合致しているか

②手続きの適正性
適切な公的ルールに基づき
ガバナンスが担保されているか

③プロセスと結果の公開性
目的、プロセス、譲渡（受）後の事業継続など、
地域住民等に公開され、透明性が確保されているか

地域のセーフティネットを守り抜くための事業展開の促進
出典：全国社会福祉法人経営者協議会「社会福祉法人の事業展開指針」

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