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薬剤誘発性高血圧に対するプレアボイド報告のお願い(依頼) (1 ページ)

公開元URL https://www.jshp.or.jp/content/2024/0502-7.pdf
出典情報 薬剤誘発性高血圧に対するプレアボイド報告のお願い(依頼)(5/2)《日本病院薬剤師会》
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令和 6 年 5 月 2 日
会員

各位
一般社団法人 日本病院薬剤師会
会長 武田
医薬情報委員会 委員長

後藤

泰生
伸之

薬剤誘発性高血圧に対するプレアボイド報告のお願い【依頼】
平素より日本病院薬剤師会にご高配を賜り厚く御礼申し上げます。また、日頃よりプレア
ボイド報告にご協力をいただき感謝申し上げます。
厚生労働省第 15 回重篤副作用総合対策検討会において重篤副作用疾患別対応マニュアル
の普及・啓発事業として新規に「重症高血圧マニュアル」が作成されました。薬剤誘発性高
血圧は日常診療でしばしば遭遇する注意すべき副作用で、高血圧治療ガイドライン 2019
(JSH2019)にも取り上げられています。薬剤誘発性高血圧は、原因となる薬剤が血圧上昇
作用を有し、降圧剤の効果を減弱させることで起こるとされています。これまで血圧管理が
良好であった患者の血圧管理が困難になった場合や治療抵抗性の高血圧の場合には,薬剤
誘発性高血圧の可能性を考慮し,服薬歴や使用薬剤の聴取が重要となります。また、近年、
癌治療の進歩によって抗癌剤として使用される分子標的薬などによる高血圧への対応も重
要です。
そこで、医薬情報委員会では「薬剤誘発性高血圧」を取り上げて収集期間を設け、
「薬剤
誘発性高血圧」に関するプレアボイド報告を重点的に収集し評価・分析を行うこととしまし
た。
また、このマニュアルでは、家庭血圧測定を普及させる取り組みも推奨されております。
そこで「重症高血圧マニュアル」を活用して高血圧リスクを有する薬物療法を受けている患
者さんを対象に家庭血圧測定を指導してプレアボイドできた事例も併せて重点的収集報告
として報告をお願い致します。
会員間で情報を共有することで薬剤誘発性高血圧に対する薬学的管理の理解が深まり、
より一層安心・安全な薬物療法推進に寄与できるものと期待しています。さらに収集した結
果は評価及び解析を行い、プレアボイド広場等で会員の皆様に還元することを計画してい
ます。
是非、ご報告いただきますようにご協力をお願い申し上げます。
重点的収集報告:
①「薬剤誘発性高血圧」に関するプレアボイド報告
②重篤副作用疾患別対応マニュアル「重症高血圧マニュアル」を活用したプレアボイド報