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06【参考資料1】肺炎球菌コンジュゲートワクチン(小児用)に関する ファクトシート (12 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40343.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第25回 5/23)《厚生労働省》 |
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標準:
初回免疫を 2 カ月齢以上 7 カ月齢未満で開始し、27 日間以上の間隔で 3
回接種した後、追加免疫を通常、12~15 カ月齢の間に 1 回接種を行う。
計 4 回接種。いずれも皮下注射。
標準時期に接種開始できなかった場合:
7 カ月齢以上 12 カ月未満で接種を開始した際には合計 3 回、1 歳~2 歳
未満では合計 2 回、2 歳以上 9 歳以下は 1 回の接種を行う。いずれも皮
下注射。
③
キャッチアップの必要性
千葉県における全例調査では肺炎球菌による侵襲性感染 171 例のうち 2 歳
以上 5 歳未満の症例が 30.4% (52/171 症例)、5 歳以上の症例が 7.6% (13/171
症例)であったとの報告がある 18。また、2005-2006 年の細菌性髄膜炎の全国
調査でも、肺炎球菌性髄膜炎 48 症例の内訳は、0 歳 (24 例)、1 歳 (10 例)、
2 歳 (4 例)、3 歳 (3 例)、4 歳 (3 例)、8 歳 (1 例)、9 歳 (1 例)、11 歳 (2
例)と、2 歳以上 5 歳未満の症例が 20.8% (10/48 症例)、5 歳以上の症例が
8.3% (4/48 症例)を占めた 3。2-4 歳および 5 歳以上の未接種者に対するワ
クチン接種(キャッチアップ)を考慮する必要がある。
(3)需要と供給の見込み
① 供給について
製造販売業者に確認中。
② 需要について
需要量については、接種対象者や接種スケジュール等を踏まえ、今後検討
が必要である。
参考文献
1. 厚生労働省科学研究費補助金 ワクチンの有用性向上のためのエビデンスお
よび方策に関する研究(研究代表者 神谷齊)平成 21 年度総括・分担研究報告
書
2. 大塚岳人: インフルエンザ菌 b 型・小児用肺炎球菌ワクチン定期接種導入
前後の重症感染症リスクの把握 -佐渡島出生コホート研究-. 聖ルカ・ラ
イフサイエンス研究所 平成 21 年度研究助成研究報告書
3. 砂川慶介ほか: 本邦における小児細菌髄膜炎の動向(2005~2006). 感染症
学雑誌 82:187-197, 2008.
4. 神谷齊, 中野貴司 小児における侵襲性細菌感染症の全国サーベイランス調
査 病原微生物検出情報 31:95-96, 2010.
5. 西村龍夫ほか:小児科外来で経験した肺炎球菌 occult bacteremia 症例の臨
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標準:
初回免疫を 2 カ月齢以上 7 カ月齢未満で開始し、27 日間以上の間隔で 3
回接種した後、追加免疫を通常、12~15 カ月齢の間に 1 回接種を行う。
計 4 回接種。いずれも皮下注射。
標準時期に接種開始できなかった場合:
7 カ月齢以上 12 カ月未満で接種を開始した際には合計 3 回、1 歳~2 歳
未満では合計 2 回、2 歳以上 9 歳以下は 1 回の接種を行う。いずれも皮
下注射。
③
キャッチアップの必要性
千葉県における全例調査では肺炎球菌による侵襲性感染 171 例のうち 2 歳
以上 5 歳未満の症例が 30.4% (52/171 症例)、5 歳以上の症例が 7.6% (13/171
症例)であったとの報告がある 18。また、2005-2006 年の細菌性髄膜炎の全国
調査でも、肺炎球菌性髄膜炎 48 症例の内訳は、0 歳 (24 例)、1 歳 (10 例)、
2 歳 (4 例)、3 歳 (3 例)、4 歳 (3 例)、8 歳 (1 例)、9 歳 (1 例)、11 歳 (2
例)と、2 歳以上 5 歳未満の症例が 20.8% (10/48 症例)、5 歳以上の症例が
8.3% (4/48 症例)を占めた 3。2-4 歳および 5 歳以上の未接種者に対するワ
クチン接種(キャッチアップ)を考慮する必要がある。
(3)需要と供給の見込み
① 供給について
製造販売業者に確認中。
② 需要について
需要量については、接種対象者や接種スケジュール等を踏まえ、今後検討
が必要である。
参考文献
1. 厚生労働省科学研究費補助金 ワクチンの有用性向上のためのエビデンスお
よび方策に関する研究(研究代表者 神谷齊)平成 21 年度総括・分担研究報告
書
2. 大塚岳人: インフルエンザ菌 b 型・小児用肺炎球菌ワクチン定期接種導入
前後の重症感染症リスクの把握 -佐渡島出生コホート研究-. 聖ルカ・ラ
イフサイエンス研究所 平成 21 年度研究助成研究報告書
3. 砂川慶介ほか: 本邦における小児細菌髄膜炎の動向(2005~2006). 感染症
学雑誌 82:187-197, 2008.
4. 神谷齊, 中野貴司 小児における侵襲性細菌感染症の全国サーベイランス調
査 病原微生物検出情報 31:95-96, 2010.
5. 西村龍夫ほか:小児科外来で経験した肺炎球菌 occult bacteremia 症例の臨
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