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06【参考資料1】肺炎球菌コンジュゲートワクチン(小児用)に関する ファクトシート (7 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40343.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第25回 5/23)《厚生労働省》
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1

血清型
19F
14
18C
23F
6B
9V
4
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14

15
16
17
18
19
20
21
22

表2 血清ごとの症例数の比較
コントロール群
ワクチン接種群
13
11
9
6
7
3
0

2
0
0
0
1
0
0

効果(%)
(95%信頼区間)
84.6 (32.0-98.4)
100 (60.2-100)
100 (49.3-100)
100 (15.1-100)
85.7 (-11.2-99.7)
100 (-142-100)

血清型 19F および 6B の肺炎球菌は、ワクチン接種群からそれぞれ 2 例、1
例分離されたために、ワクチンの効果は 84.6%、85.7%となった。しかし、他
の血清型肺炎球菌は、ワクチン接種群からは分離が見られず、高いワクチンの
効果が示された。血清型 4 はワクチン群からもコントロール群からも分離され
なかった。
(2)ワクチン接種率拡大による直接および間接効果
米国においては 7 価コンジュゲートワクチンの接種率は 93%に達する。こ
の高い接種率により、ワクチン接種をした小児のみならず、ワクチン接種を行
っていない成人の侵襲性感染の減尐が見られている 7 (図 3 )。
図3

米国における小児及び成人の侵襲性感染症罹患率の経年変化

PCV7, 7 価コンジュゲートワクチン、non-PCV7 type の中には 19A は含まれていない

7 価コンジュゲートワクチンに含まれる血清型による 5 歳未満小児の侵襲性
感染罹患率は、ワクチン導入前には 81.9 人/10 万人・年であったものが、2006
-2007 年には 0.4 人/10 万人・年にまで減尐した。しかし、ワクチンに含まれ
ない血清型による侵襲性感染罹患率の上昇が見られ、中でも 19A によるものが
2.6 人/10 万人・年から 11.1 人/10 万人・年と増大している。

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