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06【参考資料1】肺炎球菌コンジュゲートワクチン(小児用)に関する ファクトシート (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40343.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第25回 5/23)《厚生労働省》
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また、65 歳以上高齢者の侵襲性感染罹患率は、60.1 人/10 万人・年から 37.9
人/10 万人・年と減尐が見られている。これは 7 価コンジュゲートワクチンに
含まれる血清型による侵襲性感染が減尐したためである。ワクチン接種を受け
た小児の上咽頭に存在する肺炎球菌が減尐し、その結果、高齢者の感染も減尐
したと考えられている(集団免疫効果)。
米国以外の国でも接種率拡大・定期接種化により肺炎球菌侵襲性感染の減尐
が見られている(表3)。
表3

7 価コンジュゲートワクチン定期接種化前後の侵襲性感染の変化

国名

定期接種
導入年
オーストラリ 2001

(先住民
子供)
2005
(すべて
の子供)
カナダ
2002
アルバータ州
カルガリー

11
12
13
14

フランス

2006

ドイツ

2006

ノルウェー

2006

接種率

調査年

効果

84.6%
2002 vs . 2006
8
(先住民子 2 歳未満の全血清型侵襲性感染
供)
が 75%減尐
91.2%
2-14 歳の全血清型侵襲性感染
(先住民以 が 65%減尐
外の子供)
91%
1998-2001 vs. 2003-2007
9
(3 回接種) 6-23 ヶ月の全血清型侵襲性感
84%
染が 77%減尐
(4 回接種) 6-23 ヶ月のワクチン型侵襲性
感染が 86%減尐
56%
2001-2002 vs. 2006
10
(3 回 接 種 2 歳未満のワクチン型菌血症 64%
と し て 出 減尐
荷 数 か ら 2 歳未満のワクチン型髄膜炎が
算出)
81%減尐
<80%
1997-2003 vs. 2007-2008
11
(4 回 接 種 2 歳未満の全血清型侵襲性感染
と し て 出 が 56%減尐
荷数から
算出)
約 80%
2004-2005 vs. 2007
12
(3 回接種) 2 歳未満の全血清型侵襲性感染
が 52%減尐
1 歳未満のワクチン型侵襲性感
染症が 92%減尐

7 価コンジュゲートワクチンには、侵襲性感染防止効果に加え、肺炎、中耳
炎に対する効果も見られている 5, 13, 14, 15, 16。フィンランドで実施された 1,662
人の乳幼児を対象とした二重盲検試験において 7 価コンジュゲートワクチン

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