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参考資料2-1 勤務医に対する情報発信に関する作業部会 議論のまとめ (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24041.html
出典情報 医師の働き方改革の推進に関する検討会(第17回 3/23)《厚生労働省》
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○ 周知に当たっては、医師の働き方改革が勤務医の健康の確保のみなら
ず、医療を受ける立場にある患者・国民に質の高い安全な医療を提供する
上で重要であることや、医師の働き方改革と地域医療提供体制の確保を両
輪として考えていく必要があることなど、基本的な考え方を伝えていくこ
とが重要となる。
○ その際、医師の労働時間と医療安全や医療の質との関係性に関するデー
タなど、エビデンスに基づく発信を行っていくことが求められる。
○ 医師の働き方改革に関しては、既に様々な学会や医療関係団体等におい
て作成されている周知啓発用の資料があるため、これらの既存の素材も活
用・紹介しながら、解説コンテンツを作成することが重要である。
(2)効果的な情報発信手法・媒体
<発信手法>
○ アンケート調査では、勤務医の大半が、医師の働き方改革に関する情報を
主に所属組織(病院・診療科・医局等)や周囲(上司や同僚)から得てお
り、これらの主体による発信が周知を行う上で効果的であると分析された。
○ また、医師の働き方改革の制度内容に関する認知度について、医療機関
ごとのアンケート調査結果にばらつきが見られたことからも、医療機関内
の周知活動が勤務医の制度認知に影響を及ぼしていることが示唆される。
○ これらの点から、医療機関内で直属の指導関係にある身近な上司(教授、診
療科長、上級医等)や事務部門の働き方改革への取組姿勢が、院内の勤務医の
働き方改革への認知や行動変容に影響する可能性がある。特に若い世代では、
行政による発信は身近なものとは言いがたく、日常的に顔が見える関係性での
発信が行動変容につながりやすいと考えられる。
<発信媒体>
○ アンケート調査では、勤務医に対する情報の発信媒体として、院内関係
者からの口頭説明とインターネットによる発信の2つが特に効果的である
ことが示唆された。構成員からは、入り口となる情報を院内関係者から入
手した上で、さらに深掘りしたい場合にインターネットを利用する勤務医
が多いのではないか、との意見があった。

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