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【参考資料3-5】医療情報システム部門等における事業継続計画(BCP)のひな形 (13 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40268.html
出典情報 健康・医療・介護情報利活用検討会 医療等情報利活用ワーキンググループ(第22回 6/10)《厚生労働省》
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第4章 事後対応
4.1

報告
復旧後、復旧結果と情報漏えい事実の有無等について、経営層及び組織内に報告する。
不足していたと考えられる事前対策、連絡先ならびに連絡内容について振り返りを行う。

4.2

再発防止

4.2.1 再発防止策検討・策定
4.1 の後、サイバー攻撃により発生した被害を抑止する手段について検討を行い、実施
可能な選択肢を整備し、経営層に提案する。経営層は長期的視点と事業継続性の両立に
ついて検討し、安全性を維持するため再発防止策の選択を決定する。経営層は決定した
再発防止策について、連絡経路を用いて全職員に周知する。
4.2.2 事業者への指示
経営層によって決定された再発防止策は、医療情報システム安全管理責任者等により、
事業者が有するサービスや機器に対して対策を講じる必要があるかどうかを調査し、再
発防止策の効果が出るよう対策実施を事業者へ打診する。事業者は、対策実施の時期や
方法について、医療機関側と誠実に議論し、計画を立てて実施する。
4.3

情報公開
経営層は、類似のサイバー攻撃による被害拡大に対する警鐘を鳴らす目的、また当院を

受診する患者への診療に関連する注意を喚起する目的で、速やかに情報公開を行う。情
報公開内容は、知覚日時、現象、被害範囲、想定される攻撃経路、1 次対応、患者対応、
復旧状況、事後対策などを含める。報告については、サイバー被害が発生した可能性が
高い段階から迅速に行い、情報の更新を含めて複数回行う中で情報の確度を高めていく。